刊行後5年を経て読んだ。確かに面白いけど、こういう経済小説のようなものは、時代にシンクロしていないと、かなり古臭く感じてしまうんだね。★★★☆☆

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急死したワンマン社長から海外に隠した資産の管理を託されていた中小証券会社の財務部長・深田道夫は、その遺産だった絵画の売却で得た450万ドルを秘密に運用したことから人生が狂いはじめる。深田にまとわりつく投資のプロたち。お互いを意識する存在ながら深田の脱税を不意に知ってしまった国税調査官の宮野有紀。金の魔力に翻弄される人間たちの本性を描いた長編経済小説。

50代オヤジの独言-タックス・シェルター