1971年に20歳だったテッチャンの青春グラフィティ。僕より4つほど上だが、そうそう!そうだったと膝をうったり、ふむふむと頷く部分もあり、楽しくスラスラ~と読めた。昔を思い出すのは脳の活性化に繋がるというけど、よくこんなに詳細に覚えているもんだと感心した。★★☆☆

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笑っているうちに、せつなくなる。涙を流せなくなった大人たちに捧げる――純情が輝いていた時代の青春小説。ホットパンツやスマイルバッジが流行し、「戦争を知らない子供たち」がヒットした1971年。アンポトーソーやガクエンフンソーとも無縁の平和な時代をバンドと恋に生きる。一途だから傷ついた心は、どうやって癒せばいいんだろう。「ロックが時代を引っ張っていた……そんな時代の青春物語。あの頃にハタチだった人たちがうらやましくてたまらない」――梶原徹也氏/元ザ・ブルーハーツ