僕が生まれる前の事件で、まったく知らない事件だったが、当時の時代背景が良くわかるし、「権力」がいとも感嘆に罪のない人を「犯人」に仕立て上げるといった怖さが伝わる。これだけ時代が進んで捜査も科学的になったのにいまだに「冤罪」は起きていて、60年近い前の「昔、昔」の話ではあるが、本質的なことはあまり変わっていない気がする。

目線が偏っているという意見もあると思うが、わずか60年前にはわりと普通にこんなことが起こっていたんだということは認識してもいいんじゃないかな。

迷宮入りになった事件、冤罪事件には、少なからず警察関係者がからんだものがあったんじゃないのかな?というのはずっとずっと思っていることだ。三億円事件の映画が封切られるがどんなカタチの犯人像なんだろう。

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国家によるでっち上げ事件の全貌を明かす!
1952年、大分県菅生村で起きた駐在所爆破事件。共産党員の仕業として、5人が逮捕されて有罪判決が出たが、新聞記者たちの調査報道が思わぬ結果をもたらす。


50代オヤジの独言-消えた警官