イルカが泳ぐ水槽。爆笑問題の二人が近づく。イルカがバイバイしている。イルカと話す日がテーマ

場所は鴨川シーワールド。東海大学教授海洋生物学の村山先生がお相手。日本唯一のイルカ研究者だ。

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まずはバンドウイルカとご挨拶。頭の上の鼻の穴で呼吸している。

サム(カマイルカ)と田中が握手。暖かい人肌の感じという。

サインを出す田中、次に太田、イルカは見事にジャンプ。折角のシャッターチャンスは太田が水しか撮影できず。

でも先生はサイン出したことが無いんだって。

ペリカンの散歩や、オウサマペンギンも見て回るが、先生は興味なし!

アシカには耳たぶがあるが、アザラシには無い。というミニ知識を披露。

トドを経由してようやくイルカの骨格にたどり着く。

そこには5本の指の骨があり、陸地で4本足で闊歩していたカバに近い動物だったらしい。後ろ足の名残も解剖すると出てくる。

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イルカの水槽に行く。視力は0.1くらいあるそうだ。片脳ずつ眠るが、その理由は謎だという。

泳ぐプールのような場所に来て、声(超音波)のコミュニケーションについて話を聞く。「よく遊ぶし、退屈だと人を呼ぶし、人間に近いところがある。」と先生。

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次はベルーガ(和名はシロイルカ)の水槽に行く。

そこで先生は言葉を教えている。海の哺乳類と会話ができるかもということは世界中にインパクトを与えた。

泣き声で、モノの意味を語るという。フィンについて、マスクについて、それぞれを単語のようにイルカ語で識別する。このイルカ(名前はナック)、にナックの言葉でマスクを表現したらマスクを口で選んだ。バケツも同様だった。

今、単語は4つまで覚えたという。あとは文字を教え、その次は動詞を教えたいという。もう20年間の付き合いだという。キッチリと田中とバイバイができた。

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先生は映画「イルカの日」を見て、高校1年生のときに「これをやろう!」と決意したという。でもこの仕事は産業と結びつかないため、嫁さんとガス代で喧嘩したという。爆笑問題に感銘を受けたこともあって、「苦労してるんだなあ。」と思ったという。

太田「そこまでするイルカの魅力は何ですか?」

先生「常に触ってなでなでしていないとダメではなくて、常に関係していたい。陸上の動物は触れない。船が苦手なので鯨も触ったことがない。野生のイルカには興味がなくて、飼われているイルカにしか興味がない。でもそいつには’ずっと一緒にいてね’という感じだ。」

太田「イルカが愛されたりするのは言葉がしゃべれないからじゃないかな。性格が悪いのも居るかも知れないし。」

先生「イルカの方が先にいたわけだし、彼らは’何かいるな’くらいの感覚なのかも知れない。」

田中「もっと言語を覚えて会話ができたら何をしたいですか?」

先生「それは人間のエゴかもしれない。’いま、何したい?’と聞いてみたいですね。」

先生「あと10年で会話が出来ると思う。」

でも先生は’100万円積まれても海に出るのは嫌だって!

収録後、先生はイルカと会話していた。「皺が増えたねえ。」、イルカも「ぴーーーーー」と答えていた。