正直、僕にはなんでこれが「芥川賞候補」になったかわからない。普通の変態小説だと思う。「歓び組合」もおんなじ感想。小川洋子氏絶賛!とある帯に騙された感じ。☆なし!お好きな方はどうぞ。

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法律事務所に勤める主人公・青木はある日、駅の地下道で2人組の「女子高生」に声をかけられる。そのまま駅ビルの駐車場に連れ込まれると、沙希に羽交い締めにされ、亜佐美に「急所」を蹴り上げられてしまう。その翌週、電車で2人を発見した青木は尾行をし、やはり急所を蹴り上げられる。やがて青木は「急所からダイレクトに鉛の玉が体内を通過して脳下垂体へ直撃するような感覚」に打ち震え、亜佐美のマンションを訪ねるのだった――。倒錯した性=生を表現した第140回芥川賞候補の表題作「潰玉」にくわえ、新作「歓び組合」を併録。

50代オヤジの独言-潰玉