結局は一人の欲望が500年の歴史を一瞬して廃墟にしてしまったんだなあ。

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昨年11月に埼玉県東秩父村で約500年の歴史がある「聖岩寺」が全焼した火災をめぐり、埼玉県警小川署は8日、同寺の住職だった西原弘道容疑者(53)=同県小川町小川=を非現住建造物等放火の疑いで逮捕し、発表した。西原容疑者は容疑を否認しているという。同署によると、西原容疑者は出火前日に寺などに火災保険をかけていたといい、同署は保険金目的の放火とみて調べている。

 西原容疑者の容疑は、昨年11月5日午後9時40分ごろ、聖岩寺の木造平屋建ての本堂と庫裏、物置の計3棟(約490平方メートル)や乗用車に放火し、全焼させたというもの。

 同署によると、現場検証で3棟から灯油とみられる油性反応があったことが判明。また、西原容疑者が出火前日、本堂や仏具に計2億4750万円の火災保険をかけ、徳川家光ら江戸幕府の歴代将軍の押印のある村指定重要文化財の古文書「御朱印」や、檀家(だんか)名簿、家財道具などを親族宅へ運び出していたこともわかったという。西原容疑者は隣の小川町内のマンションに住んでおり、住宅ローンや霊園開発事業、高級外車のリース代や遊興費などで3千数百万円の借金があったとみられる。火災後に住職を辞め、保険金は支払われていないという。