東京工業大学男教授、これまで数々のロボットを製作してきた、その数は何と100以上にものぼる。そのロボットには惑星探査ロボットや対人地雷除去ロボット、または窓ふきロボットなど用途が偏ることなく開発してきた。

そんな広瀬先生が今取り組んでいるロボット製作が『水中探査ロボット』。水難救助活動や水中の危険物探査に有効活用できるロボットとして開発している。

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20094月先生は新たな水中探査ロボットの開発に乗り出した。

小型軽量化とともに、ワイヤーを常にまっすぐ引っ張った状態にすることが目標。

設計開発開始から4ヶ月、街工場にいた先生。必要機能を加えていくと30kgになってしまい目標の15kgの倍になった。もう一度やり直し!

「研究は回り道でも頂上をめざせ」がモットー。

さらに2ヵ月半かけて新たな図面が完成し、軽量化に成功。ロボットの頭脳部分も出来上がり、回路を入れて15kgを達成した。

今までの3分の一の重量で、操作はパソコンで出来る。

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118日実験の日がやってきた。東京消防庁と一緒に水深7mにある水難事故者の探査を行なう。

一直線に張った先に探査ロボットがいる。超音波ソナーや、高感度水中カメラを搭載、パソコンで操作する。

探索開始から20分、ついにロボットが何かを捕らえた。

ダイバーがすぐに潜る準備をする。しかしこのときトラブル発生、電気系統に異常があり、操作が不可能となった。すぐに引き上げて応急措置を取り再び潜水させるが、この日はそれ以上は断念。再チャレンジとなった。

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次のチャレンジに向けて改良が続いている。水中探査ロボットが活躍する日まで。

my goalは「2020年までにロボット技術を活用したサンダーバード部隊を作りたい」