10時15分から視聴。御立さんがゲストで登場したところから。

御立「とにかく止めないことが大事。」

鎌田キャスター「公的資金を投入することの是非は?」

御立「キチンと再生してくれれば問題は無い。これからが勝負」「現場はものすごく良くたってもそれが経営にどう関係するか見えない。」「世界的にも破綻が出てきているのが航空業界」

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赤字路線を数多く抱えてきたJAL.再建計画では38路線が廃止される予定だ。

JALは政治と密接な関係があり「引くに引けない状況だった」と元社員。

北海道のローカル路線HACも廃止計画に乗っている。北海道の職員も情報収集に奔走。HAC奥尻ラインは43%の搭乗率。赤字部分は北海道と奥尻島が補填し、それでも不足する部分をJALが補ってきた。

このラインは島の住民にとって文字通りのライフライン。医療・教育の足となっている。住民は「飛行機は必要」と語る。北海道の高橋知事も「原則維持することに最大限の努力をする。」と表明。しかし資金をどうするのかなどの具体策はまだ無い。

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鎌田「何故赤字路線は存在するのか?」

御立「あっていいものと無くなるべきものがある。国内に98もの空港を造ってしまい、公共性へのこだわりがあって、なかなか無くせない。JALが撤退する場合は補助金などを地方で支える方法が必要では。もうひとつは航空機を利用する人に広く地方の負担もしてもらう。」

幸田「行政の考え方を変えていかないといけない。新幹線もあるしその競合を考えて、JALだけじゃなく航空業界全体を考えていく必要がある。」

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JAL経営企画本部。国際線担当の太田さんは、地方からの利用客の掘り起こしを考えた。国内線を充実させて成田を経由してもらうことだが、地方の利用者は仁川空港を利用するケースが目立つ。インチョン空港は韓国の国家プロジェクトとして、アジアのハブ空港になっている。インチョン空港から日本の地方都市の空港への路線を増やしている。

岡山からロンドンに行く場合、インチョン空港を経由して大韓航空機を利用したほうが時間も2時間ほど短縮され、費用も少なくてすむ。

10月以降国際線が増える見込みの羽田空港だが、思惑通りにいくか?

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御立「3つある。航空機が古い。2つめはアライアンス(企業グループ)を活用することができていない。3つめは安い料金で飛ぶものも選択肢として揃えることが必要。」

幸田「大きな国家戦略をたてていくきっかけにして欲しい。」「羽田をハブ化したいのなら本気でやらないと。」

御立「成田と羽田を足して仁川と競争するようにしていかないと。」

幸田「規制がたくさんあるのなら、その分、国がバックアップしていかないと。」

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2月、稲盛さんが社長に就任。果たして・・・。