睡眠の悩みを救う専門医。

間接照明でメラトニンを分泌させて寝つきをよくする。

「薬を飲む前に、あなたの持っている本来の力を引き出してみましょう」と先生。

先生自身のお宅訪問。妻の吉江さんも間接照明が夜はいいという。

朝は逆に窓から日差しを取り入れる。

遠藤義作さんが遠藤先生の祖父、睡眠障害研究の先駆者だ。

父親も同じ道を進み、三代に渡って研究している。

睡眠障害に悩む患者が佐藤知裕君18歳。昼夜逆転の辛さを話す。寝入るのが明け方近く。睡眠中は寝返りを打ち昼過ぎに起きる。「睡眠覚醒障害」という病である。

治療する部屋には太陽光と同じ光がある光治療室。全国でもここだけ。治療計画が作られてメラトニン分泌正常化までもっていく。

翌日は佐藤君、さっそく太陽光の光で目覚めるがまだ起きれない。その後、起き上がれるようになり、6日目には午前7時に起床できるようになった。その前日は夜の12時にスパッと寝ていた。

「佐藤君は朝の光を失っていた。その光を取り戻してあげて、何かやりたいという気持ちを出して欲しい」

また24時間対応のホテル勤務員の過労対応にも、上手に睡眠を摂る方法を講義。夜勤明けの睡眠は午前中の2-3時間に留めて、午後にに活発に動くことが良いという。

遠藤先生は今日も全国を回る。