なんとか、23話で、ジョンハンが立ち直って、医療の道から再出発することになってホッとした。二人が元住んでいた庵の前で、この世に生まれることなく死んでいった子供のために演奏して送るシーンはちょっとウルっときた。キョクケツが今回も「いい人」になって、タンシムとの間にできた子供を引き取るという。ふーむ、いったいどういう風の吹き回しか。

結局、このドラマは最後にヘンスの座は、ミョンウォルかプヨンかというところで盛り上がって終わるということになりそう。前回の感想でも書いたが、ちょっと「ガラスの仮面」に似てる。

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最終話になると、前回から登場のソ・ギョンドク先生が大活躍。ミョンウォルの鼻をへし折って、かつ舞の究極についてヒントを教える。人々の暮らしに根付く踊りへがその源であると悟る。

一方のプヨンはあちこちの宮廷舞の名手に教えを乞い、その踊りを学ぶ。

一番シンミリしたのはオムスとヒョングム(盲目のミョンウォルの母)の忍ぶ恋の部分かな。

ヘンスの座を争う場に、ギリギリ現れたミョンウォルはその踊りで圧倒するが、ヘンスの座はプヨンに決まる。納得のミョンウォル。そこにヒョングム危篤の報が入り、ヒョングムはこの世を去る。オムスが雪の中を静かに去っていくシーンは最終回に相応しかった。

最後は、芸に生きるために一から出直すとギョンドク先生に誓って、辻で踊るジニ。それを見守るプヨン。

(おしまい)

なんだかなあ。こんな終わりは予想外。