熱海市、横川さん72歳。元スカイラークの社長。今は全国を講演して回っている。かつて外食産業の頂点にたった横川さん。国立市にすかいらーく1号店をオープン後、家族でファミレスという時代を作ってきた。しかし今はすかいらーく全店廃止。ロイヤルホストなどライバルも例外ではない。

「30年間努力をしなかったのかな。」と語る。

そんな中、本格派’屋台村’が都心に出現!

また主婦がシェフに変身するレストランは反響を呼んでいる。

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役所さん、会社で同僚を昼食に誘うが、みんな弁当持参。外から帰ってきた役所さんはパンと牛乳を買って戻ってきた。

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東京・茅場町のオフィス街。午前の場が終わった証券会社。お昼にパスタをと会社をでるが、店には行列ができていてなかなかありつけない。’ランチ難民’というらしい。

東京・丸の内、ビルの谷間に次次と車がやってきて、屋台村ができている。行列はできているが待ち時間はあまりかからない。ロコモコ650円、ローストキチン4分の1が650円、インドカレー、ナン付きなど、手作りの温かい料理でランチ難民に好評。「温かいしいろんな料理が楽しめる。」

鳥川清二さんが社長のイベント企画会社がネオ屋台村の会社、トウキョウドゥだ。オフィスビル側もメリットがあるのだという。中央区新川のビルオーナーからネオ屋台村出店の依頼があって、担当の石澤さんが出向く。

競合店やコンビニなど近所の様子を見る。レンジが多いコンビニは昼食の需要が多いという。

ネオ屋台村登録は200台くらいある。今回は22台が手を上げた。まずはインパクトのある屋台をと候補を絞っていく。パエリアの屋台が選ばれた。吉沢さんは実家が蕎麦屋で、ここの厨房で仕込みをする。半年前イタリアレストランの厨房から独立した。厳しい情勢から移動販売もありかなと考えたという。「本場パエリアにスペイン風オムレツを付けて700円。これで勝負に出る。

開店当日はあいにくの雨。秋田名物横手焼きソバと2台が並ぶ。

果たして反応はどうか?

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郊外型の人気外食チェーンが熊本にある。週末は家族連れで満席。モチと明太子のお好み焼き850円は家族で分けて食べられる。メニューは250種類と豊富。この店「道とん掘」は全国チェーン展開。社長は44歳の稲場裕幸さん。稲葉さんは都心への進出を目指していた。そのプロジェクトは「道頓堀シティプロジェクト」メニューもヘルシー志向に訴えるものにするとういう。メニュー担当の金谷さん。野菜たっぷりのもんじゃ焼きを考案。

その夜、女性たちを招き、試食会が開催された。ところがヘルシーさを意識し過ぎて’もんじゃ’の域を出てしまったようで、’もんじゃじゃない’の声を聞かれた。

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稲場社長と金谷さんが茨城県に向かった。マッシュルームを新たな食材に取り入れようという意向だ。

一方店の立地探しも始まっていた。担当の横手さんは、コインパーキングの上などに出そうという計画だ。「空中店舗」として都心進出の切り札にする考えだ。

新メニューはじゃがいも’インカの目覚め’やにんじんなどにチーズをたっぷり乗せて、最後にマッシュルームを加える。さてこのお好み焼きはどんなもんでしょう?

社長の評価は「うまいね!」他の人も「今まで食べたこと無い味だったし、うまかった。」ということで新メニュー誕生。

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京都郊外で、主婦が切り盛りするレストランがある。

役所さん、主婦レストランに入る。地元の食材で作ったおふくろの味。次の日にまた来てみると、中国四川の中華ランチになっていた。シロウトの主婦が日替わりでシェフを務めるという。

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三重県四日市市、主婦の小島さんが大量の野菜を抱えて、街のコミュニティレストランに行く。料理好きが高じてシェフになったのだ。ハンバーグ定食、副菜もたくさんついて800円。翌日再び店に行くと今度は太田さんがシェフになったていた。売り上げの7割が主婦に回るという。シェフ登録の条件は「プロでないこと」「自作の献立で食材を用意すること」「800円のランチを最低20食用意すること」。ルールを満たせば誰でも年会費2000円でシェフになれる。この方式を生み出したのは海山裕之さん(53)。「食を通じて希薄になった地域のコミュニティを再構築したい‥」と語る。すでに、このシステムを導入した加盟店は13都道府県、22店舗にも及ぶ。

そのひとつが京都亀岡市の「四季菜」、地域コミュニケーションの基地にもなっている。ところが亀岡市から補助金が減らされる話が出て、海山さんは掛け合うが、ダメ。それではと八田好子さん、80食を用意しますと、量を増やそうと考えた。

無農薬野菜を求めて山の農家を回り、街に戻って市場に食材を求め、夜になって食材の仕込みを開始。大根は煮ものにし、亀岡牛は甘辛く煮付けごぼうとあわせる。八田さん「四季菜」存続のために大車輪だ。

翌日、みんなで手分けして最後の準備。「八田農園の昼ご飯」、地元野菜がたっぷり、12時を過ぎると大繁盛で待つ人も出てきた。八田さんも一安心。閉店前に完売した。八田さん「直にお客様とも触れ合えて良かった。」

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中央区新川の屋台はどうなったか?

いよいよランチタイム。オフィスビルから続々とサラリーマンが出てきた。石澤さんも視察に訪れた。パエリアも好調に売れていき、買いに来た人も「1週間のサイクルに入れます。」と好評。

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役所さん・・・今求められるのは、安さと手作り感かな。