・東京神田のコンビニ。人気の飲料は小型ペットボトルの「からだ巡り茶」、形が目立ち、バッグに入れてもかさばらないと好評でコカ・コーラのお茶部門2位に躍進した。その影には松岡さんがペットボトルは80%が持ち運ばれていることから商品化した努力があった。

・空想の車作り・大理石を使ったネコベッド・ユニークな傘

の3本がまずプロローグとして登場。

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役所さん・・・人類は常識にとらわれずに夢を現実にしてきた。若者の車離れが進む中メーカーは’空想の車’を募集。

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若者の車離れは本当か?20代男性の保有率は明らかに減少していた。

日産自動車では五反田に若者を集めて、直接意見を求めた。欲しいと言う車を空想してもらう。実現するかどうかは問わない。室内にラウンジがあったり、フィットネスができたり、ネットでは「空想くるま」のサイトで募集。滑り台になったりと、今の若い人たちは車が止まっているときにどう使おうかという方向性があるらしいことがわかった。

「今までお客様志向といいながらメーカー主導だった」と反省し、藤井さんは「車メール」に注目。車にカメラをとりつけて風景などを撮影する。早速これは製品化が検討されている。

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すっきりしまえたらいいな!という主婦の発想から生まれたのが箱型IHヒーターは1万個のヒットとなった。商品開発は「空想生活」というウェブサイトを運営する会社。日産キュートもここから生まれた。担当の伊藤さん、履いている靴はサンダルだ。

「空想生活」を運営するエレファントデザイン。ここでは自分も欲しいという消費者のポイントが高かったものをセレクトし商品化する橋渡しをする。新たな開発に着手しているのはデュポン、企画担当の茅野小百合さんは限られたパイの中で取り合いするのでは無く何か新しいものをと伊藤さんと組んで、人工大理石で猫用ベッドを作ることにした。ペット用品は初めてだが「ネコたまご」として試作品を製作し、実際にネコのいる家庭にモニターしてもらった。

デザインも含めて飼い主の評判は良かったが、金額が3万円を超えては手が出ないという評価だった。

そこで茅野さんは付加価値をつけるべくネコの名前を取り付けることにした。

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傘業界にも型破りな商品が登場している。

役所さん・・・傘屋さんに扮して、横風が吹いても濡れないもの、ヘルメットに傘が付いたもの、傘の周りに電球が付いたものなど、奇天烈なものが登場。傘は世界一の生産量だが果たして・・・。

ムーンバットの大原さん、街にたって路行く人の傘を眺める。大原さんが手がけた傘も見かけた。

UV加工の傘は売り切れ続出。テフロン加工傘は水滴がすぐにはじける。これも売れた。

ムーンバットは高級価格帯の傘を製造販売しているが、安いビニール傘におされて売り上げが伸びない。

そこで傘生地の再利用を手がけ、環境にやさしい傘を発表。「エコ設計傘」ができた。1億2000万本年間に生産され8割が廃棄される日本の傘であるが、大原さんは傘の生地も、骨部分も分解できる分別可能な傘を作った。

ループという糸用の通し穴を作ったことがこれを可能にした。

今、大原さんは傘の生地を好きなように変えられるものを考案中で、今年の6月に市場にお目見えする。

また新型傘「さくら」は、通常の傘の骨の途中から骨をふたつに分割し、桜の花びらをイメージする傘を作ろうとした。中国のメーカーに依頼。サンプルが上がってきた。二股構造部分は問題なくあがったが、柄の部分が木製ではなかった。木製だと強度の面で問題があるとメーカー側は主張。

福建省アモイの大原孝二さんは引き下がらずに、柄を木にして、強度を補強した。生地の部分は日本の職人に依頼。ようやく見事な桜が開いた。大原さん「傘はしゃべるんです。」

2月7日六本木の直営店でお披露目。果たしてどんな評価を受けるのか。日傘として初夏に販売予定だが、「かわいい」と評判、「春の散歩にさしたいね。」と客。

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カメラ付きキューブは昨年10月に試作車完成。ダッシュボードの上にカメラが取り付けられた。藤井さんも「何か楽しい!」

東京オートサロンで、各メーカーが自信作を展示。キューブも「ドライブショット」と命名して目立つ場所の置かれた。景色を撮るだけでなく、車内も撮影できる。子供たちには大人気。手ごたえを掴んだ藤井さんであったが、超えなければならない壁は、役員へのプレゼンだ。

役員からもOKが出た。商品企画担当の遠山さんも一安心。

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役所さん・・・今までに無い発想で商品を作ることはリスクを伴うが、新たな路を切り開くのはチャレンジ精神なんです。