「揺やかに円高方向

「市場参加者の予想は116円-118円台が中心」


加藤範之(ステート・ストリート銀行金融市場部長)

「週前半は短観の結果を受けて円高基調。ただ後半にかけては国内の年金マネーなどの新規投資が始まりドルは小じっかり」


桜井祐記(富国生命保険財務企画部長)

「4月の短観は強烈な円高にはなりにくい。一方、国内金利の上昇を受けて機関投資家の外債投資も様子見ムードが強く、116-118のレンジ相場が続くだろう」


竹中浩一(みずほコーポレート銀行国際為替部次長)

「日欧での利上げ期待の高まりから米金利の上昇もドル高につながりにくい環境。短観で国内景気の回復が確認されれば115円台の可能性も」

4/1付け 日経新聞 朝刊1面

ドル・円 東京31日終値 117円46銭~48銭(25銭円高)


4/1付け 日経新聞 夕刊1面

ドル・円 NY31日終値 117円70銭~80銭(40銭円安)

「円、金融政策巡り波乱含み

「市場参加者の予想は116円-120円台までばらついている」


佐々木融(JPモルガン・チェース銀行チーフFXストラテジスト)

「日本と米国の利上げ観測を巡って値動きの幅は大きくなる。31日発表の2月の全国消費者物価に注目」


ジョセフ・クラフト(モルガン・スタンレー証券為替本部長)

「円高・ドル安基調とみる。27、28日のFOMC後に公表される声明文で、米利上げは5月までで打ち止めになるとの観測が高まると見ている」


古厩秀明(資産管理サービス信託銀行資金為替部調査役)

「相場は膠着状態。3月決算期末を控え金融機関は利ざやを稼ぐために為替を売買する動きを手控えるとみる」

3/25付け 日経新聞 朝刊1面

ドル・円 東京24日終値 118円4銭~7銭(1円16銭円安)


3/25付け 日経新聞 夕刊1面

ドル・円 NY24日終値 117円45銭~55銭(35銭円高)

「円相場、上昇も限定的

「市場参加者の予想は115円-118円台が中心」


小島誠(UBS銀行マネージングディレクター)

「将来的に日米金利差が縮小するとの見方から円高に傾きやすいが、足元では金利差拡大が続いているため円買い・ドル売りの動きは限定的」


田中亨(三菱商事資金為替市場室シニアマネージャー)

「米国の将来的な利上げ期待が衰退しているため、ドルが軟調に推移しそう。ただ、ある程度のドル高が進めば輸入企業がまとまったドル買いに動くと見られる」


福原英修(りそな銀行市場トレーディング室プランニングマネージャー)

「3月決算期末を控えて決済のためのドル買いが増えそうだ。利上げのスピードは以前、日本より米国の方が早いため、円安方向に反転しそう」

3/18付け 日経新聞 朝刊1面

ドル・円 東京17日終値 116円67銭~69銭(99銭円高)


3/18付け 日経新聞 夕刊1面

ドル・円 NY17日終値 115円85銭~95銭(90銭円高)

「円相場はやや軟調に」

「120円程度まで円安が進むとの予想も出ている」


林哲久(三菱東京UFJ銀行市場業務部次長)

「日本のゼロ金利が続くことが確認され、円売りに安心感。個人投資家の円売り・ドル買いが続くが輸出企業の円買いもあり円の下値は限られる」


山下えつ子(三井住友銀行チーフエコノミスト)

「量的緩和解除で市場の関心は再び米国の利上げ継続に向かっており円安に振れるだろう。」


好川弘一(BNPパリバ銀行東京支店市場営業部FXトレーディング部長)

「米国の利上げ停止観測は後退している。日米の金利差はすぐには縮まらず、持ち高調整の動きを交えて緩やかに円安・ドル高が進む

「緩和解除巡り振れ大きく」

「市場参加者は114円台から118円台の値動きを予想している」


3/11付け 日経新聞 朝刊1面

ドル・円 東京10日終値 118円21銭~23銭(38銭円安)


3/11付け 日経新聞 夕刊1面

ドル・円 NY10日終値 119円00銭~10銭(95銭円安)


3/4付け 日経新聞 朝刊1面

ドル・円 東京3日終値 116円25銭~27銭(18銭円安)


3/4付け 日経新聞 夕刊1面

ドル・円 NY3日終値 116円35銭~45銭(50銭円安)

「金融政策をめぐり波乱含み」

「市場参加者の予想は114円台から118円台までばらついている」


藤井知子(バンク・オブ・アメリカ東京支店為替資金部シニア通貨ストラテジスト)

「円高・ドル安基調続く。量的緩和解除が3月にも実施されるとの思惑から、海外投機筋などが円買いを進めそう」


井上英明(三菱UFJ信託銀行資金為替部グループマネージャー)

「金融政策をめぐる思惑が交錯し、円相場はもみ合うだろう。1月の全国消費者物価指数が焦点」


小宮俊彦(オーストラリア・ニュージーランド銀行在日市場部上席部長)

「円売り・ドル買いが優勢になるだろう。昨年10-12月の米国内総生産(GDP)改定値を注視」