古いビンディングペダルを注文 | Photograph to Life ~生活に写真を~

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MuddyFox(MF26-EXP-F)にPD-A530を付けて以来ビンディングペダルを使うようになったのですが、そのきっかけは「のりりん」という自転車漫画だったというのは以前に書きました。

 

参考リンク:ビンディングペダルを使い始めて1ヶ月

 

SPD SLでなくSPDを選んだのはMTBのMuddyFox(MF26-EXP-F)に付けたのが最初だからというのもあるのですが、ロードでもSPDを使っているのはのりりんの影響が非常に大きいです。

 

そののりりんで紹介されていたペダルで気になっているのがあって、それがコレ。

 

image・PD-7410(のりりん5巻巻末より)

 

この巻の巻末ですね。

 

 

見た目もそうなんですけど、SPDでロード用に特化というのが興味を引いたという感じです。ただ、このPD-7410というペダルはあまり長くは作られなかったようで、現在はレアアイテムとして扱われているようです。廃盤の理由は「踏み面が小さい」ということであるらしい。

 

ちなみに、ヤフオクでも2つほど出品されていますね。

 

image・ヤフオクより

 

上記のほかに16000円ほどで出品されているのがあるのですが、さすがにそこまで出す気にはなれないですしデュラエースグレードというのも自分のような趣味レベルで乗っている身には過剰装備かなとも思うのです。とは言うものの、個人出品でもっと低い金額で出品されていると5000円位で落札されているようなので欲しい人というのは一定数いるようです。

 

自分がこのペダルに興味を持ったのはその形状と小ささです。当初は「スニーカーでは乗れないし」と思っていたのですが、実際にロードに乗り始めてみるとスニーカーで乗る機会というのは殆ど無い。私の場合はMTBと2台持ちというのも影響しているとは思うのですが、スニーカーで乗る=近隣に自転車で買い物にとかなのでMTBのほうが都合がいい。とは言うものの、MTBでもそこそこの距離を走りたい場合はビンディングペダルでとなるので「PD-M324」を使っている。

 

 

それに、クリートの規格を共通にしておくと便利というのが個人的な考えでもあるので現状でFELT F85に付けているペダルは「PD-A530」です。

 

 

まぁ、これで踏み加減に不満があるという訳ではないんですが「回転の渋さ」が原因でスタート時にクリートが一発で嵌まらない事がある。また、意図せずにフラット面を踏んでしまうということもあります。

軽量化という意味では以下のA600を選ぶのが正解なのでしょうけど、ペダル自体の重さに関してはA530のそれでも困っていない。

 

 

A600のグレードはいらないということならA520という選択肢もある訳ですが、どうせなら自分好みのデザインのペダルを選びたいと思った次第。

 

 

とは言うものの、PD-7410と同じ様な形状のSPDペダルが他にあるとは思っておらずA530のままでいいかと思っていたのも事実。

ところが、こういうのが出品されているのを見つけてしまった。

 

image・ヤフオクより

 

見た目はPD-7410と似ています。ですが、かかと側部分の作りがPD-7410とは違う。PD-7410は黒の樹脂パーツですが、こちらは金属。さらに、後方から見ると固定力のレベルを示すゲージ付き。即決ではないもの、開始価格1000円で送料もレターパックでということなのでお安く上がりそう(開始価格で落札できればですがw)

とは言うものの、気になるのは「クリートの互換性」です。

実は、SPDクリートは新旧合わせると4種類あるのですね。4種類の内訳は「新旧それぞれのシングルモードとマルチモード」で、形状が一部異なります。

現行のSPD用クリートは以下の2種で、コレが新旧で言えば新の方。

 

 

 

対して、旧型はシングルモードが「SM-SH52」で、マルチモードが「SM-SH55」という型番です。以下のリンク先が詳しいですね。

 

参考リンク:SPDクリートには4種類ある | Chalinkers

 

このリンク先では新旧のシングルモードクリートを比較されていますが、リリース側(かかと側)の形状が違うと書かれています。画像を見てもかなり違う感じですね。旧型のSH52方はリリース側の幅が広く、傾斜をつけてある部分も広い。

実は、このSM-SH52は廃番になる以前はPD-M324に付属していたクリートらしい。なので、SH51やSH56がM324で使える以上はヤフオクで見つけたものでも使えるのではないかと考えたのです。

 

ですが、このペダルの情報を探そうと思っても「型番記載が無い」ので調べるのに苦労しました。出品ページの画像では「PD-**」まで見えるのですが、「PD-05**」なのか「PD-C5*」なのかわかりにくくいろんなワード組み合わせで調べた結果「PD-6500」であることが判明。具体的にはeBayを探していたら見つけたというわけです。

 

image・eBayより

 

型番から言ってULTEGRAグレードのペダルということになります。ここまでわかればクリートの互換性もすぐに判ると思っていたのですが、そうは問屋がおろしません。上記リンクでも「外れなくなると困るので互換性の確認はしていない」とありますorz

 

そんなこんなでPD-6500で検索していたら以下の中古品を発見。

 

image・サイクルハンターダイレクトショップより

 

eBayの出品物と比較すると安い。送料いれても2000円くらい。しかもショップの販売なので後々トラブルになる可能性も低い(まぁ、状態云々で文句言う人はいるのかもですが)

上記の他にも980円でテンションゲージカバー(目盛りの入った透明樹脂)が付いていないものも出ているのですが、やはりそこは目盛りがある方が良い。まぁ、無くても困るというものでは無いわけですが...。

 

という訳で、クリートの互換性に付いて電話で問い合わせてみました。当初、サイト右上の電話番号にかけたのですがそちらは甲子園本店に繋がります。一応は調べてくれたのですが、「クリート形状が異なるので現行品は使えない」との回答でした。ですが、もしかすると型番を間違えて調べた可能性もあるので横浜店にも電話で問い合わせ。

横浜店では「実際に現行品クリートを付けて試してみます」と言ってくれて、その結果は「SH51で試したらカッチリ嵌りました」と言う回答。つまり、旧型SPDクリート対応ペダルに現行SPDクリートは互換であるということになります。

いきなり電話で「クリートの互換性は〜」と言う問い合わせにも実際に試して、折返しで電話までくださったサイクルハンター横浜店さんには感謝です。

 

という訳で、注文してしまいました、PD-6500!

ヤフオクの方のを狙うのも悪くないのですが、ヲチしている人が自分含めて6人ほどいるのと、オークションの場合は競合入札者がいると値が釣り上がる可能性があることもあるので確実性を考えてサイクルハンターで注文。支払いがPayPalを使えるというのも利点です。というか、PayPalにちょっと残高があったのも大きい。

重量は、ULTEGRAグレードではありますがA600よりは重たい。とは言ってもA530と比べるとほぼ同じかちょっと軽い。まぁ、見た目気に入ったというのも理由なので重量は増えてさえいなければ問題なしw

 

同系統の形状のペダルは「PD-A525」という105グレードのモノもクリート付きのシューズもセットで即決1500円というのがオークションに出ているのですが、金具の錆が酷いのとペダルの色が好みでなくて選ばなかった。構造的にはPD-7410・PD-6500と同系で踏み面が白でテンションゲージ部分が紫(?)でペイントされている。アルミ地そのままのだったらもしかしてそっちを選んでいたかもという感じです。PD-A515の方はモデルチェンジで「PD-A515」というのが販売されていた様ですが、これも現在は廃番ですね。

 

支払いも済ませてあとは発送待ち。この1週間ほど仕事やら雨やらでロード乗れてないので次の休みには乗りたい。その時までに届いていると良いなぁ。