アジア大会でのトータルメダル数は、中国、韓国、日本の順になった。金の獲得数では、韓国が大きく上回った。
はっきり言ってしまえばアマの日本vsプロの中国、韓国。という構図になっていると思う。
正直、国の全面サポートのある中国と韓国とでは、あまりにも違いすぎる。
というより、中国は人口が多いので人海戦術で選手を獲得できる。
韓国は“伝統”の超、超エリート教育で選手を鍛え上げてきた。
しかし、ふたつの共通点は、時期が過ぎたら“ポイ捨て”。メダル獲得すれば、半永久的な補助金が出るがそうでないときは、完全なるポイだ。
これが、日本との大きな違いだ。日本は、基本的にアマチュア精神を根底に、そこからプロへの考えが生まれてくる。
だから、成績が悪くて引退しても、それなりのサポートがある。ましてや、一般就職という厳しいが少なくともそうしたセーフティーネットがある。
ところが、中国、韓国にはそれがルーズでポイというのが定番の流れだ。
とにかく勝てばいい思考が強いのが韓国と中国なのだ。なので、これぞと思う選手には、徹底してお金を注ぎ込む。
いまの中国と韓国はまさに選手全員が国家プロという存在にあるのだと思う。さらに財閥も関わっていることから、そこに国の予算も加わってともなると、三星、現代、LGなど国際的な企業が、莫大な予算を注ぎ込めば、まさにプロ選手だ。
それに引き換え、日本は、遠征費も練習費も全て自前、練習場も自分で確保しなければいけないという状況だ。
さらにアマチュアの生命線ともいえる企業からの援助も徐々になくなってきている。その一方で、フェンシングなどは太田選手の存在でなんとか資金を大まかに賄うことができる状況になりった。それでも韓国と比べればまだまだ雀の涙程度だ。それでも、結果を残そうとする。
これは、はっきり言ってしまえば、伸びる選手を止めてしまっているところもある。
中国、韓国と全く違うのは、米国だ。企業が全面的スポンサーとなって支えるシステムをとり、企業からも引退後の生活が自由にできるようなお金が稼ぐことができるようになっている。
これが日本との違いだ。
さて、日本はこのままアマチュア精神を振りかざしていくのか、中国、韓国の様な出場全選手のプロ化を目指すのか、岐路に立っていると思う。
もし、アマ精神を振りかざすのなら、今回の3位も順当で評価すべきだ。しかし、それが問題というのであれば、国家プロ化もしくは企業が全面的に支える商業プロ化のいずれかを選択しなければいけないのではないか。