今年、下半期の映画が、時代劇が元気だ。
「鳥刺し」(豊川悦司主演)、「13人の刺客」(役所広司主演)、「大奥」(二宮主演)、「雷桜」(岡田将生・蒼井優主演)、「桜田門外の変」(大沢たかお主演)、「武士の家計簿」(堺正人主演)、「最後の忠臣蔵」(北大路欣也主演)と立て続けにくる。
しかし、史実となると「鳥刺し」、「大奥」はその当時の時代背景をベースにはしているが、史実ではない。「13人の刺客」にしてもそうだ。
正直、「大奥」は、内容的、設定的には面白いとは思うが、これほど歴史という史実を侮辱した話はない。だいたい、男性と女性を逆転させた。
原作は、マンガだがまさにこれは、フェミニストごのみの原作といえるだろう。徹底的に男を女性の奴隷のように扱うまさに正統派時代劇とは言えないし、これを時代劇として認めるのは、正直ごめんこうむる。
史実として認めらるのは、「桜田門外の変」、「武士の家計簿」、「最後の忠臣蔵」の三本だ。
「桜田門外の変」は、初めて井伊大老を暗殺した水戸浪士の関鉄之介側からとらえた作品として注目を集める。
「武士の家計簿」は、まさに公務員となった武士=侍の日常を描いたもので、それも財政面からの生活の面白さを伝えている。
「忠臣蔵」は、まさに正統派時代劇の王道でもある。「雷桜」にもモデルがいる。
その一方で、その時代にあった出来事をベースに描いた作品が「13人の刺客」だ。登場する人物は実際にいた人たちだ。とくに、老中・土井大炊介利位は、世界的に有名な雪の結晶を記録した人物として知られている。雪の殿様とも言われている。
当時、入ってきたばかりの顕微鏡を使って、雪の結晶を記録し、本にしたことが記録に残っている。
暴君明石藩主松平斉韶 が土井の計略により、御徒歩組頭島田新左衛門らによって落合宿で暗殺される話が描かれている。
しかし、実はその松平斉韶 の養子となった将軍の弟斉宣(なりこと)が、その暴君ではないかといわれている。詳しくは、http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E5%B9%B3%E6%96%89%E5%AE%A3
もとになっている話は、肥前平戸藩主・松浦静山が書いた、随筆「甲子夜話」のなかにある一節が映画のもととなっている。
正直言うと、男と女が逆転した「大奥」以外は時代劇という分類ができる。「大奥」はフェミニスト映画だ。フェミニスト、ジェンダーフリーの考えを体現したのがこの大奥といえるだろう。劇場で、時代劇を隠れ蓑にジェンダーフリーを広める作品だということだ。本来あるべき姿ではないものを描くということは、たとえフィクションであっても許されるべきではない。
ファンの方には申し訳ないが、こんな作品が人気になるというのはいかがなものかと・・・・。
過激な発言で申し訳ないのだが・・・・。