原爆の日が今年もやってきた。米国のオバマ大統領が、核廃絶に向けての発言をしたことから、一躍、核問題への関心が高まった時期でもあり、広島と長崎の市長はこぞって歓迎の意を示していた。
ただ、広島市長と長崎市長では若干違う認識のようだ。
旧社会党の議員の秋葉・広島市長は特定国家のみに核問題への発言を言及し中国に関してはまったく読み上げるようなことがなかった。さらに、まじめな顔して、ちゃかすようなオバマ大統領の「イエス、ウィー、キャン」を使うなど腹立たしい面もあった。
しかし、長崎の田上市長は、米国、フランス、英国、中国、北朝鮮、パキスタン、イスラエル、ロシアなど10カ国あまりの元首を読み上げた。
これがイデオロギー市長と庶民派市長の違いだろう。
それにしても長崎市長が、核保有国家に向け、長崎、広島での会談を求めた。じつに画期的な発言だと思う。
米国は、戦勝国でありながら原爆投下への謝罪や反省というものは皆無だ。それに原爆投下は、戦争を終わらせるには必要だったという、必要悪説を唱えている。
しかし、その結果はどうだったのかと言う検証はされていない。
これまで、朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、アフガニスタン紛争、イラク戦争など多くに関わってきた米国だが、いずれにしても核は使っていない。
これは」、一体何なのか。ということも、明らかにする必要もあるのではないだろうか。オバマ大統領が発言した演説は、これからの国際情勢の中でおおきな意味を持つのではないだろうか。