「8時だよ!、全員集合」。
TBSで年末スペシャルを放送していた。志村けん、加藤茶、高木ブー、仲本工事、故いかりや長介・・・・。
なんか非常に懐かしく、私の子どもの頃を思い出して感慨深かった。
こどもが見ちゃいけない番組の筆頭格だった番組だったが、こうして改めてみると、いまのバラエティーにつながる印象を受けた。ただ、当時、あれだけ受けたのに、他人が似たようなことをしても面白くない。という思いにさせた。
なぜなのだろうか、と思ったら、泥棒コントのなかに隠されているのではないかと。
志村がいじられ役なのだが、最後にいじった奴もいじられ役に代わって終わるという演出の仕方だ。
いまのバラエティーでは、それがない。いや、あえてそれをしていないという雰囲気だ。とくにめちゃイケは、いじられっぱなしで終わっているから問題が山積している。矢部がめためたにいじられるシーンは見たことが無い。岡村がいじられ、そのいじられ役がほかのタレントに移行していく。
ドリフでは、それが無かったように思える。
計算しつくされた笑いなのだが、どこか自然に笑ってしまう面白さがそこにあった。
対人関係においての穏やかさというのが見ていて感じられる。
これが、ドリフとの決定的な違いではないかと・・・。
また、このコントが実はほとんど生放送だったというのもインパクトがあるのではないだろうか。シュツエーションコメディとでもいうか、舞台をつかっての大掛かりな仕掛けは、いま考えるととんでもないすんげぇーことをしていたんだなあと改めて思ってしまった。
私の親も、じつは番組終了時期に「なんか質がおちたな・・・」といって見せなくなったが、それまでは、じつはどういうわけだが、見ることが出来た。ひげダンスとか生麦、生米・・・といった音楽性のあった早口言葉とか意外につぼを得た笑いが多かったように思える。
いまのめちゃイケやとんねるずの笑いとは一線を画すものだったことは明確だったと思う。とにかくいまのバラエティの笑いは、いじめを誘発する危険性をはらんでいるが、ドリフのコントはそれが無かったように思える。そこには、いじられ役がいじられっぱなし出はなく、いじったほうもいじられ役になってしまうコントだったから、皆から愛されたのかもしれない。