消費者金融の審査厳格化で素朴な疑問 | 独断と偏見の日記帳

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 先日、ネットを見ていたら、消費者金融の審査厳格化の話が載ってました。


 その関連の他のブログを見てましたら、大半の意見が「いいんではないか」「これまで、儲けていたのだから当然」という意見が大半でした。


 で、素朴な疑問、「本当に借りたい人が借りれなくて、ヤミ金に走ったらどうすんの」「結局、返したくても消費者金融側が、これまでと同じ取立てしていたら、結局変わらないのでは」と・・・・。


 日本人って、結構かってだなあと思ったりもする。確かに厳格化はいいとしても、その後の対応はどうなるのかはっきりと見えてこない。


 グレーゾーンを規制しても、審査を厳格化しても、結局は、消費者金融側の取立てをどうにかしない限りは、意味のないことではないかと素朴な疑問を抱いてしまう。


 毎月、決まった金額を返済する。しかし、多重債務者は、それが出来ないから借りようとする。だけど、審査厳格化でそれが出来ない。その話を返済元に話して果たして通じるかどうか。大抵は「いつまで待てばいいのでしょうか、こちらも困るんですけどね」と男性なら、ちょっとドスを聞かせた言い方で取り立てに走る。


 とどのつまり、消費者金融側が借りた人への対応をどうするかにかかっていると思うのだ。多重債務者には、消費者金融側もじっくり待つことも必要なのではないか。必ず金融側は「電話をください。相談に乗ります」といいながら電話をかけて「この日はちょっと無理なんです」というと「では、いつがいいのでしょうか」と切り出してくる。でこっちの日時を示すと「それでは困るんです。利息もつきますからねぇ」と脅しともなんともいえないことを言ってくる。で「では少しでも払いたいのですが」といって金額を示すと「それでは、利息にもなりませんので少なくともこの金額で」といってくる。返済できそうな金額ならまだしも、多重債務者にとっては1万円も惜しいときもある。他にも返済しないといけないからだ。「返済できそうにもありません」というと「親からは借りられないのですか」とくる。当然出来るわけがない。まあ、話して返済できるような余裕のある家ならいいが、年金暮らしで行政の住宅にお世話になっている親がいたら、返済できるわけがない。


 そもそも、内緒で借りてるわけだから、金融側の論理はおかしなものだ。


 多重債務者には、利息無しの100円からの返済というのもいいのではないかと思う。


 ただし、これで返済できない人には、取立てを厳しくすればいい。金融側が大胆な返済方針計画を立てない限りは、結局、損をするのは消費者金融側だと思うのだが。