現在、バレーボールのグランドチャンピオンシップ??。通称グラチャンをやってますが、私は、あんまり期待していません。
なぜか。それはいまの日本では世界と到底渡り合えないから、と漠然と思っているからです。
女子しかり男子もしかりです。
とくに女子ががんばっていますが、とにかく世界のレベルは日本が思っている以上に速いスピードで向上している。
昨日、出来たプレーが今日になると出来ない。という感じにです。そもそも、日本の試合を見ていると一杯、一杯でやっているようでとても苦しそうに見える。だが、対戦相手は、どこか余裕すらある。勝っても、負けても。日本は負けると悲壮感が漂うが、ほかは悲壮感は無い。逆に「日本の攻略の糸口は見つけた。日本はこんなものだろうな」という余裕が選手や監督の表情から伺える。
つまり、所詮日本は他国にとって自分たちの新しいプレーに対する実験場としか見られていないのではないかと思うのだ。
日本のバレーボールの練習風景を見ていると、いまだに根性の世界で戦っているような感じを受ける。指導者の多くは、大半を栄光の世界で生きてきた。そのため、指導もその経験からの指導法を行い、それを実行する。しかし、結果が伴わない。そのため、身長の差やパワー不足を強調する。
だが、本当にそうだろうか・・・。もともと、素質のある選手はたくさんいる。数年前、海外の指導者は日本の選手個々人の素質が高いことに注目し、なぜ勝てないのか首をかしげていた時期あった。つまり「点と点がいいのにそれをつなぐものが無い」というものだ。
もうそろそろ、バレーボールにも代表クラスの監督に外国人の一流指導者を呼んできてもいい頃ではないだろうか。そうすることで、いままで気づかなかったことが見えてくるはずだ。
サッカーは、国際的なスポーツなため、外国人指導者が多く来日する。日本人監督では出来なかったことが海外の名指導者がやってきて指導し、一挙に変化したこともあった。
ラグビーも今年くらいに外国人の監督が就任し、さっそく練習風景が一変した。これまでの日本ラグビーの指導にはなかったものが出てきている。その監督は「日本は、他国に無いものがある。それは展開のスピードだ」ということを見つけ、それを生かすためにはどうすればいいのかを選手達に教えようと真摯に指導に当たっている。
プロ野球の世界でも外国人監督は増えている。来季は、日本ハム、ロッテ、広島と三球団になる。
それにしても、なぜ、外国人監督や指導者がなると成績が良くなるのか・・・。
それは糸とゴムに例えられるのではないだろうか。つまり、日本の伝統的指導はピーンと糸のように張り詰めた緊張が強いられ失敗が許されない状況に選手達は追い込まれる。そこには、ゆとりがない。そのため、一旦切れると押さえが利かない状況に陥りがちなのだ。日本には昔から叱って「なにくそ」という反発からいいプレーが生まれるとされる。しかし、それでは「なにくそ」という人が生き残るが、才能があってもそのまま芽がでずにみすみす、逃している場合もある。日本でダメだったけど、海外にいったら開花した。という選手は結構存在する。
一方、外国人指導者は、時にはピーンと張り詰めた練習を行うかと思えば、時には緩めたり、笑いが起こるようなリラックスムードを演出したりする。このタイミングが、絶妙だから選手達は気楽に練習が出来、さらに上達する。ほめ上手な、指導の仕方だ。
日本の指導層には欧米型の指導法を嫌う傾向がある。だが、こと勝つための指導という点においては、日本よりも欧米の方が上だ。
日本は勝負ではなく、精神的指導法。精神修養という面が大きい。これをむりやり、勝負に転用するから無理が生じ、結果が伴わない状況を作り出している。
とはいえ、外国人だけの指導者が長期的に続いても、逆にマンネリを起こしてしまう。そのときこそ日本人指導者が絞めるというのがバランスがあっていいのではないだろうか。
日本のスポーツ界には、外国人の一流の指導者を招くことが世界のトップに立つことの出来る近道ではないだろうか。