ようやく、高校野球の優勝が決定しました。
結果は駒大苫小牧の優勝で決まりということですが・・・・
ここで、やっぱり考えさせられるのは野球留学という弊害がいよいよ起こってきたのでは・・・、というもの。
野球で戦後、優勝を飾ってきたのは公立よりも私立が多い。昭和30年代あたりからじゃないかな。
しかし、こういうのが全国で広がるとどうもなんだか高校野球も胡散臭くなってきた感じがする。
まず、地元がしらける。レギュラーに地元の選手がおらずに県外の選手が多数入る。そうなると応援する側の気力というかなんというかがなえる。
学生時代、三重の海星高校の人と一緒のアルバイトをしていましたが、その人が「会費1万円払って、強制的に行かされるのはどうも。だって県外の選手ばっかりだし」とぼやいてました。
明徳義塾にせよ地元の評判はよくない。
ただ、同じ私立でも、わが地元新潟の新潟明訓高校は、漫画のおかげで有名になってしまった高校だし・・・。あの「ドカベン」の明訓高校ってこの高校がモデルなんです。
まあ、校風は漫画みたいな環境でしたけど。
話しを戻すと、駒大苫小牧は地元、とくに北海道内から選手を主に集めているそうです。それにレギュラークラスも道内のメンバーを多く入れているとのこと。その理由が地域密着という観点からでした。だからこそ、市民の声が友好的だったのです。それだけに今回の問題はちょっと選手達にとって、地元住民にとっても残念だったんじゃないでしょうか。
地域密着といえば、サッカー。高校野球ほどではないけど確かに高校野球みたいなところがありますが、実は公立高校の方がよく優勝している。一番馴染み深いのは、長崎の国見高と千葉県の市立船橋高。ふたつとも県立、市立となっていますがとりあえずは公立なのです。
そのなかで、特出しているのが国見高。実は、国見高校を頂点とするJリーグの育成システムのピラミッドが出来上がっているそうなんです。下部は幼稚園児から上部は高校まで。国見町にある小学校や長崎圏内の小学校、つぎに中学、そして高校という段階を作り上げたそうなんです。その頂点にいるのが国見高校。もし、入れなくても県内の高校のサッカー部に入れるようになっているとのことです。
さらに高校を基盤としてその上にJを目指すクラブチームを創設したのかな、どうかは?ですけど長崎では着々と進んでいるみたいです。それを県の教育委員会、行政、県民などの大きな後押しを受けているそうです。
高校野球もそろそろ、そういった考えを持ってもいいのではないでしょうか。いまの高校野球を見ていると自分達の高校を全国区にして生徒を獲得したいという心底が見えてなんか薄汚く見えてしまうんですよね。
国見高の小嶺校長(サッカー部総監督)は、公立ゆえの悩みを克服しながら全国でも有数なサッカー強豪高に育てた。
地元で選手を育成する。これこそが、もうひとつのあり方だと思うんですけどねぇ。