北朝鮮に対するFIFA(国際サッカー連盟)の裁定が29から30日にかけて決まりました。ただし、まだいろいろとあるみたいで正式に決定が下されるのはもう少し先になると思います。
やはりというか第三国での開催となりました。さらに無観客での試合。正直、“無観客”ということには驚きました。
とはいえ、北朝鮮での3月30日の暴動は、あってはならないことですし・・・。第三国と無観客については、FIFAとしては断固とした処置に出たな、という感じです。
ましてや北朝鮮サッカー協会自体が、負けの責任を審判団になすりつけ、なおかつ、過去にさかのぼってまであら捜ししたことについて、FIFAは相当頭に来たのではないでしょうか。
そもそも、サッカーは審判に対しては何はともあれ、ピッチ上は絶対であることを言っています。北朝鮮サッカー協会がやったことは、中国での反日暴動で、責任が問われたときの中国政府の言い分とよく似ています。つまり「暴動の原因は、日本にある」(中国)、「暴動の原因は、審判団にある」(北朝鮮)。さらに謝罪しない姿勢も似たもの同士。
これじゃあ、FIFAも怒らない訳にはいかない。そもそも、運営は、各国のサッカー協会が主管しなればいけないのに、自分達のミスを棚にあげて、批判を続けることはもってのほか。
改めて、FIFAは国際サッカー界での常識にのっとって厳罰を下したといえるでしょう。さらに罰金つきというまあ、異例という形での判断を下したのだと思います。ある意味、このやり方は、政治の分野でもいえることでしょう。世界的なスポーツ、サッカーならではの裁定ではなかったでしょうか。ルールを守らなければ、厳罰をもって対処する。ことを明確に示したのではないでしょうか。この裁定は、中国にとっても脅威となったと思います。日本を政治の道具として利用とすれば、間違いなく北朝鮮と同様の裁定が下るということを感じたのではないでしょうか。
FIFAには副理事長として韓国のチョ・モンジュン氏もいますが、反論はできなかったでしょう。あれだけ目に見える形で世界に放送されてしまったのですから。
さて、これから北朝鮮の出方に注目が集まります。もし、棄権するようなことになれば、それこそ孤立の道をひた走るでしょう。ただ、これを飲めば飲んだでメンツに関わることですし。
苦しい選択を迫られるでしょうね。