自由主義の目的と歴史的推移  (1)私有財産の確立。     ① | 想いつくまま雑論  (日本の歴史が培う文化思想原理の特殊性)第三の文化論

想いつくまま雑論  (日本の歴史が培う文化思想原理の特殊性)第三の文化論

何でも書こう
 (日本の歴史が培う文化思想原理の特殊性、)(哲学思想)(政治経済)などなど、

個人と社会の実相を持つ人間の諸活動から経済制度としての自由主義が生まれてきました。

この『経済制度』という言葉と 『経済体制』という言葉の定義付けをしておきます。

『経済制度』というのは、日本とか、中国とか アメリカと言うような、固有の現実的な経済のあり方ではなく,そのような固有名詞すべて取り除いた 経済の抽象的体系、抽象的考え方を言う。

現実に行われているものは すべて 経済体制 又は経済体系という。
それは、現実に各国に見られる経済のあり方です。

これらの経済体系を抜きにして、抽象化された経済の根底に流れる考え方を『経済制度』と言っています。

この経済制度としての自由主義が生まれてきたのは、
社会の中で、個人がそれぞれ独自の生活を営むとき、当然、さまざまな物を得たいという欲求が生まれ、この欲求を 集団生活の中で、互いに満たそうとすれば、それは権利として主張されるようになります。 そして権利を獲得しようとすることも事実です。

続く