少し前に前職の後輩から今の仕事を辞めようか悩んでいるという相談がありました。前職は業界的に入れ替わりがかなり激しいので「辞める」ということにそこまで驚きはしませんでしたが、理由というか悩んでいるポイントがあまりにも自分にそっくりな点に驚いてしまいました。
ちなみにその人はこれの最後にどこかで書こうとしていた方です。
良ければどうぞ
彼女が入った時に最初にメンターとして一緒に稼働したのが自分でした。話は聞くし自主的に学ぶ意欲もある。めちゃくちゃ真面目な子でこっちが焦るくらいでした。最初の3日間が終わって思ったことは「彼女を一人立ちさせることが出来なかったら潔くこの仕事を辞めよう」でした。結果的にその期間が終わる前に自分が元の部署に呼び戻されたので離れることになってしまいましたが...。
自分がその子に伝えたことは主に2つでした。
「その伝え方をしようと思った根拠を持つこと」
「自分以外の商談のトークを学んでくること」
自分は常に「考え方の否定をしないこと」を大事にしています。互いに見えない視点、たどり着かない考え方は絶対にあるのでそれは尊重して伸ばそうかと思ってました。「〇〇の話出来ててOKだよ!その話しようと思った理由知りたい!」という感じで伝えて「ちなみに××って方法もあるからネタとして持っときな〜」くらいの感覚でアドバイスしてました。
2つ目の方ですが、自分も彼女も「ノリと勢いで話す」という事がどうしても苦手でした。それが商談の全てではありませんが絶対に必要な要素ではあります。そこを自分はどうしても伝えられなかったので同じチームの人に託していました。送り出す時も「自分とは正反対の接客してる人だからたくさん勉強してきてね。その上で自分に合ったスタイルを作ろう」と言って送り出しました。その結果どれだけ素晴らしいトークをするようになったのかを見れなかったのが前職での唯一のやり残したと思えることです。
初めての稼働は船橋でした。
初めて一人で商談をまとめたことを電話で報告してくれたこと、自分がその仕事を離れると伝えた時に泣いてくれたこと、何より自分に着いてきてくれたこと。本当に素敵な後輩でした。彼女が最後納得して終われるようにできるサポートはしていきたいなと思います。