お疲れ様です。
今日は、なんとなくやるせない気持ちです。
午後、エアコンクリーニングに行きました。メールでのお申し込みされたお客様なので
事情などは詳しく聞かないでいきました。賃貸マンションのエアコンですが、汚れの度合い
はすごく汚いというレベルでした。でもなにかおかしい・・・。
いつものように30歳過ぎののお客様とペラペラ話しながら作業開始しようと準備。その途中で手を止めました。
どうも水漏れがするからクリーニングして欲しいとのことです。そういえば、今日顔を合わせたときに雨漏りが
どうのこうのって言ってたのを思い出した。詳しく聞くと、エアコンを使用中には漏れずに
雨の強い日なるとエアコンの近くから水が漏れるそうです。
大家さんに相談したらエアコンのメーカーと大家さんが部屋もエアコンも見ないでクリーニングしたら直りますよ
と言われたらしい。え~、見てもないのに?なんで?
エアコンのカバーをはずしてもエアコンから水漏れしている様子はなかった。クロスは剥がれて床は腐り床がぬけそう
です。これは、エアコンの裏付近の壁からの雨漏りです。それもかなり前からやね。 引越しも考えたほうがいいですよと
思わず言ってしまった。
僕はエアコンクリーニングをやめました。なぜかしてはいけないと直感で思いました。エアコンが汚れているので排水管(ドレンホース)に汚れが詰まる可能性があるが、ホースは吸い取れない位置にありました。しかし、それが一番の理由かといえばそうではなかった。 エアコンクリーニングしても雨漏りは解決しない。彼女はエアコンをきれいにして欲しいのでなく雨漏りをとめて欲しいのです。
彼女の話を聞いていると、どうも何年か前に交通事故に遭い重い後遺症が残ったらしい。詳しくは聞いてないけど見た目や話し方からわからないのですが知能障害があるらしく、理解や記憶だとか。それと嗅覚が失われたそうです。
僕は彼女に水漏れは雨漏りが原因でエアコンからでないことを大家さんに言うように進言して帰ろうと思いましたが、いろんな話を話し込んでクリーニングより長い3時間も話しました。今度は帰ろうとしたら、大家さんとちょうど顔合わすことになりました。彼女はどう説明したらいいかわからないと困惑していたので、僕が大家さんに全部説明しました。大家さんは、『わかりました。あとは二人で話すからお引取りください』と追い払われました。彼女は不安な顔していました。僕は絶対なんとかしてあげてくださいと頼んで帰り支度しました。 大家さんのほうにも僕が知らないだけで11年もそこに住んでいる彼女とのいろいろな事情があるのでしょう。
大丈夫なんかな?帰り道もずっと頭から離れなかった。結局何もできない自分が悔やまれる。
彼女が背負ってるものが重くて、辛くなった。事故の運転手とは会ったこともないらしい。医者は平気な顔して笑いながら後遺症
について話したことが彼女を凹ましたらしい。 人って非情で無情なもんやね・・・ 話を聞く前とはいえ簡単に引越ししたらって言う僕も含めて。 ごめんなさい。
雨漏りで湿気がこもりカビ臭くなる部屋に嗅覚を失われた彼女が暮らすのを、なんとかしてあげたいと思うばかりで何もできない無力な自分がいました。