目に見えないものこそコストがかかるのに

「行き過ぎたコストカット」→「事故」という、当たり前すぎる結果が出たときのみ、こういう会社が「排除」されていくということになるわけですが、それでは遅いわけで…死人が出ないと動かないという、困った体質の社会、という。
特に、「安全」という「目に見えないもの」に対し、コストをかけることは「無駄」ではないわけであって、そこのところを「無駄金」としか思えなかった社長は、今、報いを受けているわけで。
しかし、社長よりももっとひどい報いを受けたのは、罪のない搭乗者たちなわけで。
唯一の救いといえば、この会社が、現地の業者の間では「例外的存在」だったということで、まともな会社のほうが数が多かったという、事実でしょうかねえ。
でも、その会社たちも、今後の業績は、どうなるんでしょうかねえ、巻き添えを食って、風評被害的に、お客さんが減っていくという可能性のほうが…。
まじめにやっていた会社は、気の毒ですよねえ。