さようならガースー
二転三転して一気に投げ出しに振れたという、あっけないスガの辞任劇。
まそもそも、この人が権力を手にしたのには、「ウラであくどく動いたから」であって、本当は岸田のはずだったんでしょう。もちろん、岸田のほうがいいとか、そういう話ではぜんぜんないけれど、スガの場合は、政敵を蹴落とすために、ウラで動いた、国民の意思とは全く無関係に権力を手にした、ということだったわけで、そのツケが回ったんだと、思いますよ私は。
「お気の毒」ではぜんぜんないだろ
「コロナ辞任」というのが、一番適当なのかなあ…国民の意向を無視して強引にオリンピックをやった結果、感染が爆発してしまったことの責任を取らされた、と。
たまたまコロナの時期に首相になったから気の毒だったとか、言っている人がいますけど、冗談はよしこさんで、スガは、コロナの時期だということはじゅうじゅうわかっていつつ、どうしても権力が欲しくて自分から手を回して、首相になったんです。
なのに「気の毒に」「たまたまコロナで」とか、それは大きく的外れ。
「4年はやりたい」
まね、就任当時のスガが、「4年はやりたい」と言ったというのを聞いて、ぞっとしましたよ私は。その言い方って、なに、みたいな。
自分がやりたいと思ったら、やれると思っているのか、このオヤジは。
というか、スガにとっては、「何をやりたいか」が問題なのではなく、「けっこう長く首相がやりたいだけ」だったという、そこらへんが、すごいゾッとしますよねえ。
どいつもこいつも国語ができない
もちろん、スガが退陣しても、国民にとっては、いいことが待っているわけではない、何もありません本当に。しかしまあ、「死んだ魚の目をしていて、ウラであくどく動くことだけが唯一の特技」みたいな男がトップをやっている状態だけは、脱したと。
本当にねえ、「専念」と「専任」の違いくらいは、わかっている人が、政治家になってもらいたいものですよ。
「庶民宰相」という言葉からは、かけ離れていたわよねえ、スガって。都合の悪いアナウンサーを怒鳴りつけたり、どうしようもないドラ息子を東北新社に押し込んだり、とかさ。
どこが庶民やねん。
そして、議員は辞めないんだろうね、やっぱ。