駐韓中国大使「争っても意味なし」
うん、非常に妥当な発言だと思いますよ。
「両国は数千年にわたり隣り合って生きていた。その過程で互いに影響を与え合った」
この記事では、「キムチと韓服を中国の文化遺産に化けさせた中国のネットユーザーたち」というふうに書いていますので、こんな「中国に対する悪意に満ちた記事」であっても、「政府のしていることなのか」「一部の民間人がしていることなのか」について、分けて報道していますよね。
それを「いっしょくたにする」ということは、どう考えても「悪意に満ちた間違い」です。
ケイ大使はまた「一部は誤解のようだし、また一部は極めて故意にそうしているケースもある」として「中国政府と大使館も努力するが、それを良い方向に持っていくのが国民にとって良いこと」と述べた。
というふうに、妥当な発言をしています。
まね、日本人のうち「中国がとにかく嫌いな人」は、なんでも悪意に取るんですから、そういう人は、気の毒な感じですが、それはそれでもう、仕方がないんじゃないんですか。
そういう人とは、話し合ってどうにかなるという問題では、ないように思います。
とにかく「嫌」なんだから。中国のすることは、なんでもかんでも。
これが日本のことだった場合
だから前から言っているように、これが「日本の文化」に関することであれば、それが本当に「純粋に日本が発祥」であるなんてことは、非常に稀なんですから、私はね、中国の人と話すときには、「非常に稀」だということを知っていますので、「そうなんです、あれもそれも中国から来たんですよ、長い間、ありがたく使わせてもらっています」と言っていますけれど、それが正論ですし、それでうまく行くんですよね。
純粋に日本が発祥のもの
あのね、「純粋に日本が発祥」なものを、ひとつだけ知っていますが…それはことわざね、「山椒は小粒でぴりりと辛い」という、これは中国にはありませんので、日本が発祥で間違いないです。
あとはねー、なんでもかんでも、元を辿れば中国なんで、「ええーそれもこれも使わせてもらっています~」と言っとけばいいんですよ。
何が問題なんですかね、それの。
「近所付き合い」だったら、普通にできることでしょ。
ましてや、日本と中国だったら「分家と本家」みたいな関係ですから、「起源」で争ったって、意味なし。
「節句」問題が後を引いているのでは
そしてね、朝鮮についても、そうだと思うんですよ、私は。
中国の人たちはたぶんですが、「節句の起源」の関係では(朝鮮に)譲った、という気持ちが、あったと思うんですよ。
韓国が強力プッシュをした結果、節句の起源が朝鮮だということが、確か世界遺産か何かで認められたということを、数年前に中国の方が言っていました。
それはね、その方は「困ったものだが…」というふうに、言葉をにごしていましたが、だからといって目を吊り上げて、という感じではなかったですね。
それがあっての、今回のことじゃないんでしょうかね。
端午 - Wikipedia
2005年11月、大韓民国の江陵端午祭(英語版、朝鮮語版)がユネスコによる「人類の口承及び無形遺産の傑作」への認定を宣言された(第3回傑作宣言)[46]。この事を受けて、端午祭の本家である中国のマスコミをはじめとする諸団体は「韓国起源の節句として無形文化遺産登録された」などと猛反発した[注 14]。
しかし、「今回の件」については、まずですね、「韓国本土の人」の意見を広く聞いてみることが必要でしょうし、さらに言えば、本来ならば、北朝鮮側の意見も、聞く必要があるはずなんですね。
北朝鮮政府の正式な立場は、知りませんが…中朝の関係からすれば、「両国は数千年にわたり隣り合って生きていた。その過程で互いに影響を与え合った」というふうな見解が出てくる可能性は、かなりあるのではないか、という気がしますが。