Taiwan

中国がアメリカに経済制裁

日本ではまったく報道されていませんが、中国が、特定のアメリカの法人や個人に「経済制裁」をすることにしたそうです。
China to impose sanctions on U.S. firms, individuals, entities over Taiwan arms sales_People's Daily Online - News for Mobile
理由は台湾ですね。
今回、アメリカ側が、中国政府の了承なしに、台湾に180億ドルぶんの武器を売ることにしたということで、これに対する報復措置です。
対象は、ロッキード・マーチン、ボーイング社、レイセオンなどだそうです。
ま軍産複合体の中心、ですね。

中国と台湾の関係は、日本の南北朝時代のようなもの

前から言っているように、中国本土と台湾というのは、昔の日本の南北朝時代のようなことになっており、「中国としての正当性」を争っている最中なわけですね。
それが、ずーっと続いている。
するとですね、「それ以外の国」というのは、どちらかの「中国」を、選ばなければならなくなり、両方と外交関係を結ぶということは、不可能になるのです。
そらそうです、両方に対して「アナタこそが、正当な中国です」というふうに言うわけには、行きませんから。
そして、現在、日本やアメリカを含めたほとんどすべての国が、中国本土の政府のほうを「正当な中国」として認めるという「条件」でもって、外交関係を結んでいるわけです。さらに「台湾は中国本土の地方区のひとつである」と。
ですが日本やアメリカは、この「約束」をしているにもかかわらず、骨抜きにしようとしているわけですが。
そして、カネカネカネのアメリカは、台湾に武器を売りつけたい、しかし中国は、黙っているわけには行きません。
ですから、報復措置に踏み切った、ということですね。当然ですが。

アジアの平和の邪魔をしているのはヤクザ国家のアメリカ

こうして見ればわかるように、アジアの平和の邪魔をしているのは、誰よりもアメリカなんです。
アメリカがいなくなれば、つまりアジアから軍隊を引き揚げれば、余計な戦争の危険は、ほとんどなくなる。
しかし、「シノギ」で食っているアメリカという国にとって、戦争の危険を煽って他国に駐留軍を置き、そこの国から養分を吸い上げるということが、生きるためには不可欠なわけで、ゆえに「平和になってもらっては困る」というわけで、そんなアメリカの都合でもって、日本も朝鮮も動かされているわけで。
しかしまあ…今回、中国が実力行使に踏み切ったことで、少しは懲りてもらいたいものですが。