the People's Convention

アメリカでついに第三極が立ち上げか

アメリカでは、長年に渡る「二党体制」にへきえきした有権者たちが、第三極を立ち上げ…るようです。

 

 

たぶん、これでしょうね↓

けっこう大物も入っているようですが…果たしてこれが、「本物の第三極」になるのかどうか。

We have reverted to aristocracy; it is now a corporate aristocracy.
われわれは、貴族社会に逆戻りしている、それは今では、企業性貴族主義だ。

ちょっと「階級闘争」的な意味合いも、あるようですね、この新党には。
名前はthe People’s Convention ということで…どう訳すべきなのか、そのうち誰かが正式に訳すでしょうが、「人民大会」とでも、言うのかなあ。
なにしろ、大企業のヒモつきで、少数の特権階級が入れ替わり立ち代わり政治を行うという、その「体制」へのNoですから、まあ階級闘争的な感じが強いですね。

階級闘争がアメリカで受け入れられにくい理由

こういうものは、「金儲けはいいことだ」とされているアメリカでは、広く受け入れられるには、なかなか難しいんですよね。すぐに「コミュニスト」とか「ソーシャリスト」とか「マルキスト」というレッテル貼りをされてしまって、それがついたらもう、一般の人からは、敬遠されるという感じに、なってくる。
アメリカって、難しいんですよ、「金儲け」を否定するようなことを、ちょっとでも言えば、アメリカ人というもの自体が否定されてしまうわけで、そういう意味で、すごい敏感なんですよね、そういう部分に。
「階級闘争」からは程遠いようなサンダースのような人でも、そういうレッテル貼りががっつりされていますから、嫌われるんですね。
サンダースなんて、金持ち優先政治への本当の抵抗者だとは、ぜんぜん思いませんけれど、アメリカではもう、サンダース程度の人でも、そうなってしまうんです。
言っておきますが、サンダースは、「金持ちの代弁者」として出馬したクリントンと取引をして、彼女の遊説にくっついて回っていたんですからね。

証拠写真↓

それと同じで、選挙中は「平和志向」だったトランプを潰そうとして、再集計を要求した「緑の党」だって、ダメなんですよ。あそこも、「本物」ではなかったんです。

今後が注目

どうなるのかは、わかりませんが…「二党体制」のどっちになっても金持ちのための政治が続くというならば、こういう第三極が出てくるというのは、時間の問題だったのですが、金持ち側では、全力で潰しに来るでしょうねえ。
金持ちが一番怖いのは、こういう党なんですから。
日本だったら、れいわ新選組が一番怖いでしょうね。