社民が簡単に合流できないわけ

昨年からズルズルとしていた立憲と社民の合流の件。
吉田氏も党内議論を進め、合流の是非を判断する臨時党大会を10月に開催したいとの考えを示した。
10月の臨時党大会でもって、合流の是非が決まる、ということのようですね…。
これを受けて、福島党首は。
そう、立憲と国民は、解党して新党を作ってそこに合流、ということはほぼ決定しているので、社民は、そこに入る、となり…事実上の消滅。
そして、社民にとって一番の問題は…
  1. 国政では、対立候補を立てないようにしてもらう(選挙協力)ようにしないと、いずれ、数年以内には、国政から完全撤退になる可能性が大。
  2. しかし、地方選挙では、合流したことにより「整理対象」になってしまう議員が出てくる…どうするんだ、と。
地方選挙では、社民と現立憲・現国民の議員が同一選挙区でぶつかった場合に、「整理」の対象が出てきますよね。どうしても。
多すぎる、と。
その場合に、社民側の議員が整理の対象になってしまうというケースが、一番の問題でしょう。
それでずーっともめているわけでしょうね。

10月よりも前に衆院選があったら?

じゃ、1を諦めるのかって、それもひとつの選択肢だろうと、思います。
地方議員で強い人がいるから、整理対象にされたくないと、だから、いずれ国政から撤退することは織り込み済みで、社民は「全国規模の地方政党」という、ちょっとおかしなものになる、と。
…というか、そうなったら、全国組織である必要は、あまりないというか…。
ともかく、10月の臨時党大会で、結論が出ることになるんでしょうね。
というか…その前に衆院選があったという場合には、遅きに失したということに、なるわけで…まあ…その場合には、立憲と国民は、さっさと合流して、「選挙協力=同一選挙区に対立候補を立てない」をやってくるはずなんで、社民ばかりが不利になると、そういうわけでしょう。