
大西ロスは、本質的には「コロナ離婚」だった
さて、大西つねきの除籍から4日たち、支持者たちの間では、「大西つねきロス」みたいなのが、色濃く見られますね…。
党のHPから外されているとか、そういう「目に見えるもの」で、ロス感が深くなる、みたいな。
というのも、調べてみると、大西さんというのは、かなり手広くやっていたみたいなんですね。自分の講演活動とは別に、党のメンバーを招いて対談をやったりとか↓
三井さんも招いたと、言っていますね。
だから…「れいわのメンバーとしての活動部分」が、けっこうあったということで、そして立ち上げ初の選挙であった2019参院選のときのスターティングメンバーの一員でもあったということで、映画「れいわ一揆」にも登場している、と。
原一男が新レーベル・風狂映画舎を設立、第1弾作品は「れいわ一揆」https://t.co/3f5KVVWiWM pic.twitter.com/12IgnfOvLs
— 映画ナタリー (@eiga_natalie) November 2, 2019
大西さんというのは、一応メンバーに入っているというのではなくて、「どっぷりれいわ」だったわけです。
こういう状況だと、「党を離れる」という選択肢のほうが、有り得ないはずなんですがね…。
コロナ生活が肌に合わなかった大西つねき
そして、私は個人的には、これは「コロナ離婚」と言うのが妥当だろうと、思うんですね。
大西さん本人も、コロナがあってから、そういうこと=政治が命を選別について、考え始めたと、言っていますし、コロナがあってから、大西さんだけがマスクをしないとか、講演を控えないということが、目立つようになった。
やっぱり、コロナなんですね。
コロナがなければ、大西つねきがれいわを離れるということには、今の時点でなっていたとは、思えない。
コロナうつがあったのか?
もしかするとですが…大西さんには、「コロナうつ」みたいなのが、ちょっとあったのかもしれない。
マスクが嫌いだとか、外出を自粛だとか、人との距離を空けるみたいなのが、性に合わなくて、ちょっとうつもあったんじゃないか、みたいな気もしなくもない。
でも、ああいう人ですから、弱みを見せるということは、ないでしょう。
三井さんあたりに、「コロナで滅入っていて」とか、「マスクが嫌いで、どうしても合わない」とか、そういう相談でもすればよかったんじゃ…。
そういうときに、大西さんみたいに、「他人に弱みを見せられない性格」というのは、不利ですよね。
そして、「コロナで滅入っていた」とか、そういうことも、言い訳にはしなかった…まあ、そうでしょうね。
でも、コロナでおかしくなるということは、程度問題はあれど、だれでもある程度はあるというほうが、普通じゃないのかと思います。
自由独立をモットーとする大西さんには、コロナ生活が、合わなかった、そういうことは最低でも言えるのでは。
でも、どうしたらいいのかって、スウェーデン方式を取っていない日本で、「みんなで免疫をつけよう」とか、「コロナで淘汰される人は、寿命だったんだ」なんて言い出したら、大変なことになりますから、言えない。
政治家を目指しているというか、もう政治家を名乗っているわけで。
そうやって、なんとなくおかしくなっているときに、ああいう「世代間のリソースの分配」という形で、本人の不安定さが、出てきたんじゃないのかな、と。
だから、コロナ離婚だと、思うんですよね…。
いずれ、いつか
いずれ、数年後に、ワクチンとかができて、コロナがインフルエンザ並みの扱いをされるようになったときには、社会が落ち着いて、そして社会が落ち着くことによって、大西さんも落ち着いて、そしてまた、一緒にやれるときが来ると、いいと思うんですよね。
私は、命の選別は政治の仕事だとか、そういうふうに言ったアレは、大西さんなりに、コロナの影響で不安定になっていた気持ちの表出だったんではないか、と思っていて、あれは、そもそも全方向に公開すべきような内容ではなくて、まずは党内で話し合っていればよかったのに、というふうに思います。
油断していたのは、知名度がなかったから
大西さんの記者会見でも、今後は、発信方向を絞って行くみたいな話もありましたが、確かに、政治家を目指している人にとって、全方向に発信する内容というのは、相当に気を付けないと、いきなりすごいことになる、ということが、あり、そして彼の場合には、ネット動画というものに、慣れ過ぎていたために、油断もあった、と思われますね。
そして、知名度がなかった(ほとんど)ために、これまで、動画で発信した内容で足をすくわれた経験がなかったということも、油断をした原因だろうと、思うんですよね。
責められるようになってからは、自分の不安を素直に認めることができなくて、突っ張ることに決めて、ああいう結果になってしまったと。残念ですよね。
ただ、これまで「あの程度の知名度なりの反応」を受けてきた人が、いきなり注目されてしまったということで、今後の勉強にはなったのではないかと。全方向への発信というのは、相当に注意が必要である、と。
