イスラエルが(いつものように)シリアを爆撃

さて、遠い遠いシリアでは、イスラエルによる爆撃で、また被害が出ていると…。

記事によりますと、水曜日の午前1時、シリア中央部のサラミヤとサブラーという場所に、イスラエルと思われる勢力からの爆撃があり、これを、ロシアが無償で設置してくれている対ミサイル防衛システムがかなり撃ち落としたらしいんですが、全部は撃ち落とせずに、被害が出たということです。

The attacks did result in two soldiers killed, several injured, and some material damage,

ということで、兵士2名が死亡、数名が負傷、物的被害もあった、と。
なお、イスラエル側は、攻撃を認めていません。否定もしておらず、無言状態みたいです。いつもこんな風ですよね。

民間飛行機を使っての爆撃

そして、驚くことには、

The government in Damascus has accused Israeli jets of using civilian aircraft as human shields in order to penetrate Syrian air defenses.

ということで、イスラエルは、シリア側を欺くために「民間飛行機」を使って攻撃をしてくる…というんですよね。
これって、国際法違反とかじゃないのかな…。
というかさ、いつもいつも、イスラエルはシリアを無言で爆撃しているんですけれど、なぜ、国連は何もしないの。
これがもしも「逆」だったら、大騒ぎになっているはず…。
イスラエルだけは、何をしても許されるとか、それはやはり、不健康というか、異常な状態というか、困ったことですよね。
ともかく、「そういうことがある」ということを、日本人も、知っておくべきだと、思うんです。
そして、「イスラエルと仲良くする」とうことは、そういう相手の味方をしていることになるんだということも、覚悟しておかねばならない、ということになりますね。

ロシアの微妙な立場

そして、付け加えておくと、シリア×イスラエル問題について、ロシアというのは、非常に「微妙な立場」にあるのです。
ロシアは、シリアのために、対空ミサイルのS-400というのは、無料で設置してくれましたけれども、同盟国のシリアがイスラエルに爆撃をされていても、ロシアが直接イスラエルにやり返すということにならないのは、なぜかというのは、話が長くなるので割愛しますが、とにかく、「それはできない」んですね、今のところ、ロシア側は。