山本太郎は「映画スター」として認識されている?

6月15日の記事ですが、ロシアのRT誌が、都知事選を取り上げていますね。

ロシアのメディアが、他の候補者よりも太郎に注目する理由

そもそも、英語媒体のニュースでは、日本関係の記事自体が、稀なんですが、さらに「よその国の地方選挙を取りあげる」ということは、かなり稀なことなので、ロシアには、都知事選に注目する理由が、あるということになります。
そしてこの記事では、山本太郎をかなり大きく取り上げていますね。
そして、争点はオリンピックになるだろうと、しています。
ロシア人が、なぜ山本太郎を知っているのかって、なぜなのか、わかりませんが、ここでは太郎は
「who featured in hit action film Battle Royale in 2000」(2000年にヒットしたアクション映画「バトル・ロワイアル」に出演した)
というふうに紹介されていたり、
「Former film star」(元映画スター)
「The 45-year-old veteran of Japanese film and television」(45歳の映画やテレビのベテラン)
というふうに紹介されているので…「バトル・ロワイアル」の印象が、かなり濃いということなんでしょうね、ロシアでは。
山本太郎を「映画スター」というふうに思っている日本人は、あまりいないとは、思うんですが。私自身は…なんだろう、ウルルンで世界を旅している人、くらいのイメージしか、なかったんですが…はっきり言って、よく知らなかった。
ともかく、ロシア人は、太郎にけっこう注目しているようですね。
やはり、「脱植民地」を言い出した日本人の政治家、ということで、「他国」では、その意味がよくわかっているんです。特に、ロシアとか中国とか、アメリカに敵視されている国では、「あっ米軍を追い出したいんだな」ということは、すぐにわかるわけで。
その意味で、ロシア人にとっては、太郎は「日本人政治家たちのどんぐりの背比べ」の一員ではない、ということになるんですね。
彼らにとっては、山本太郎という政治家は、まったく違う意味を持っていて、フィリピンのドゥテルテとかと同じカテゴリに、なるわけです。
が、悲しいことには、本土の日本人というのは、それがわからない人のほうが、そしてピンと来ない人のほうが、はるかに多い、というわけなんですよね…。