トランプに見切りをつけた北朝鮮

北朝鮮は、トランプに見切りをつけた…のかもしれない。
北朝鮮の国営放送KCNAでは、外務大臣のRi Son-gwonさんの発言として、2年前のシンガポールサミットでの約束がまったく守られておらず、北朝鮮側ばかりが譲歩している状態で、進展が望めないので、これまでどおりアメリカの脅威に対抗するための軍事力の充実に力を入れていくと、おっしゃったそうです。
Pyongyang has offered a number of unilateral concessions to Washington, including shutting down a nuclear test site, returning the remains of American soldiers who died during the Korean War, releasing “convicted felons of US nationality,” and suspending all nuclear and missile tests, Ri said. These were all claimed by the Trump administration as diplomatic wins, but North Korea received nothing in return.
北朝鮮側の譲歩は
  • 核実験施設の閉鎖
  • 米兵の遺体の返却(朝鮮戦争時)
  • 有罪になっているアメリカ人の釈放
  • 核ミサイル実験の延期
ということで、これらをやってきたにも関わらず、アメリカ側は、「戦争状態」を終わらせるための平和条約の調印にも、まったく乗り気ではなく、核施設の完全廃棄までは、何もしないと言い続けてきたというわけです。
まあ、アメリカは、平和が嫌いなんですから、平和に向けた約束などは、守るはずがありませんよ。
そもそも、北朝鮮問題が解決したら、「日本に居座る理由」が、ひとつ減ってしまいますからね。
ただ、2年前の段階では、北朝鮮側は、トランプがここまで大統領として骨抜きにされるというふうには、見ていなかったのかもしれません。
そして、このタイミングで見切りをつけて、トランプにはもう、なんの力もないので、トランプとの約束を守っても意味がないというふうに宣言するというのは、妥当かもしれませんね。
名前だけの大統領と結んだ約束などは、もはや意味がないと。

いかにうまく「雇われ店長」として立ち回るか

アメリカの大統領というのは、ジョンソン以降は、「金持ちの利権を守るための雇われ店長」なのであり、その立場をわきまえている限りは、穏便に任期を終えることができた。
そのカラを破ろうとして失敗したのがトランプで、そして最も上手に「雇われ店長」を演じ切ったのは、オバマですね。
私は、あの「戦争依存症」で「アメリカ例外主義の申し子」の「大嘘つき男」が、今でも日本では、「リベラルで立派な人」のように言われているのを見ると、信じられない気持ちがします。
まっドローン殺人の開発者ですから、オバマって、そういう意味では、歴史に「悪名」を残しましたね。
オバマって、アメリカでは、白人にも黒人にも、蛇蝎のごとく嫌われていて、ヨーロッパでも、オバマカエレデモが起こったくらいに、嫌われているんですが…それは、嫌われるだけのことをしたから、なんですが、いい加減に日本人も、目を覚ましたほうがいいと思います。
そんな人を拝んでいることが知られたら、世界的に恥ずかしいですから。