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アメリカが在独米軍を大幅縮小

アメリカが、ドイツの米兵を1万人近く削減し、ポーランドや、ほかの地域へ配備する、というニュース。
本当は、「世界情勢」という意味で言えば、ものすごいニュースなんですが…もちろん、日本のMSMでは、ほぼスルーをされるでしょう。
ドイツでは、この動きを、嘆く派と、野党側では、逆に自立(つまりアメリカ離れ)へのきっかけになるとして、勢いづいている派に、別れているようです。
将来的に、在日米軍には、出て行ってもらわねばならない日本としては、ドイツの動きというものも、よく観察しておく必要があると思いますね。

憂慮されるポーランドの「勘違い」

そして、ドイツから引きはがした米兵たちの多くは、ポーランドに配備されるそうで、最近は、ポーランドの動きが、心配されるところです。
自国の土地の上に米軍を招いたら、二度と出て行ってはくれないし、出て行かせる方法も、存在しないんですが…ポーランドというのは、ロシアと近いので、米軍を歓迎する方向性が、現段階では、多いようです。
ああ…あとで後悔したときには、遅いんだけどなあ。
ショパン
ポーランドというのは、作曲家のショパンの祖国として知られますが、非常に複雑な、そして悲劇的な歴史を辿った国で、そして、ゆえに、「安全」というものに対しては、日本とはかなり違った感覚を持っている…と見たほうがいいでしょう。
が、他国の軍隊を自国の土地の上に入れてはいけないというのは、これは世界中に共通の「鉄則」であり、そして、米軍というのは、例えば中国の人民軍とは違って(朝鮮戦争後、北朝鮮からすべての兵を引き揚げた)、一度入って来たら、二度と出て行ってはくれない「恥知らずの長っ尻」なのです。