上海
これは↑、上海の夜景だそうです。すごいですね~

視野の広い人は、現在と未来をどう見ているか

さて、おなじみのトニーさんという人は、私が直接やりとりをしたことのある人の中で、最も数奇な人生を歩んだ、最も「視野が広い人」、だと思います。
そのトニーさんは、印象的なコメントをたくさん書いているんですが、最近のコメントで、こんなものを見つけましたので、訳してみました。
Protesters knock down White House security barricades as tensions mount over Floyd's death | TheHill
The Hill
私は、あと10年ちょっと待てと言っているわけだよ。
そうすれば、考え方の古い人たちは死んで、もっと心の広い世代が仕切るようになる。

世界では、実は、「世代間戦争」が、裏で進行中なのさ。
古い保守的な人たちが、まだ死に絶えていないからさ。
彼らが死に絶えれば、アメリカや、ほかの地域も、今よりはよくなるんだ、いろんな種の人々は混ざり合って、協調して共生する。

もちろんカンペキにはならないだろうけれど、今みたいに悪くはならないさ。
人工知能が発達するには、あと1000年かかる。
トニーさんの目から見ると、「現在」は、こういうふうに見えていて、「近未来の状態」も、その先に見えている、ということなわけですね。
あと10年ちょっと経てば、ものごとはだいぶ変わる、ということは、彼が、以前から言っていることなんですが、本当にそうなるのかどうかは、まだわかりませんけれども。
未来は、今よりも悪くない、ということなんです。
なぜかというと、老害世代が死に絶えるからだと、彼は、ずばっと、言いにくいことを言っています。
そのころになれば、トニーさん自身は、たぶんですが、70代でしょう。
ですから、それよりも上の世代が、問題なんだと、いうことらしいですね。トニーさん的には。

若い世代には「先入観」が少ない

確かに、私が見ていても、日本でも、若い世代のほうが、「一般的」に言って、心が広いとか、人種や民族問題については、上の世代よりも柔軟だ、ということは、感じますね。
10代とか20代とかの若いうちに、中国などへ行っておけば、すぐにものごとを理解して、抵抗がない、という。
つまり…ああ、日本よりも進んでいるし、日本よりも大きくて広くて人がいっぱいいて、「国力が優っている」ということを、自然に理解する。
そして、それを「脅威」とか「ライバル」というふうにとらえるのではなくて、共存の方法を、考え始める。
ところが、ある程度以上の年配の人には、なかなかそれが、難しい。
これまでの人生の間、ずーっと、中国人は貧乏だと思い続けてきたために、その感覚が、捨てられない。
だから、その世代の人たちが死に絶えるころには、北東アジアのものごとは、もっとすんなりと、行くようになる…と、私も、思いますね。
トニーさんの予言では、「近未来」は、今ほどは悪くならない、ということなので、なんだかちょっと、ほのぼのした気持ちになったりするのでした。