peace

本当は「国内問題」なのではない

一部の日本人の中国人や朝鮮人への「憎悪」について、これを「純粋な日本の国内問題」というふうにとらえ続けることは、間違っていると、私は思っています。
これは、「植民地問題=日本がアメリカの事実上の植民地であるという問題」と、切り離して考えることは、できないはずなんですね。
「日本が、中国や朝鮮と仲が悪い」という状態を「作り出す」ことで、一番トクをするのは、宗主国のアメリカだから、なんです。
一部の日本人の中国人や朝鮮人への「憎悪」というものは、国内問題というシンプルな話では終わらないと、私は、思っているんですよ。
これを、「国内問題」という前提で突き詰めれば突き詰めるほど、コリアンの人たちの側にも、「憎悪」が生まれるというわけで、その状態はですね、宗主国アメリカが最もトクをするという、そういう状態にほかならないわけです。

「外」を巻き込むべき

もうひとつ、これは人権問題なんですから、もっともっと、「国外」に発信をすべきことのはずなんですね。
「日本では、こんなことが行われている」と。
例えば、大阪の鶴橋での少女の絶叫とか、ああいうほんの一部は、「センセーショナルで、ニュースバリューがあるから」という理由でもって、国外でも紹介されましたけれども、それで終わってしまったというか、本来は、国連が扱うような大問題だろうと、思うんです。
「日本国内」ばかりに向けて、「ひどいじゃないか」と言い続ける、それは、あまり効果がなかったということは、これまでの経過で、明らかです。
「外の世界」を巻き込むべきだろうと、私は、すごく思うんです。

日本国籍の付与と二重国籍の承認

これは、私が前から言っていることですが、特別永住者については、これをやらなければ、永遠に問題は解決しないだろうと、いうことです。