中国は、放伐主義である

まね、誰でもいいけど、これを読んでいるあなた、どうして中国が嫌いなんですか。
というふうに言ってみるのは、現段階で、沖縄以外の日本の領土内に住んでいる人たちの90%以上が、「なんとなくヤだ」と思っているだろうと、思うからですよ。
なんでそう思うのか。
何かされたんですか?

理由がないのに、なぜか嫌い=洗脳されている

よくよく考えてみたら、「理由はない」ということに、思い当るでしょうねえ。
理由がないのに、なんとなく嫌いなんだったら、それは、マスコミや政府のナレーションに洗脳されている、ということを疑ってみたほうが、いいですよ。
私は、他国の政府が、国内で何をしようが、その国の国民が支持をしているならば、別にいいじゃないかと、思っています。
その国の人がいいと言っているなら、それでいいはずであって、なぜ「それじゃダメだ!」というふうに、大声で文句を言わねばならないのか。
そもそも、中国というのは、文化的に放伐主義なのであって、大衆に支持をされなくなった政権というのは、次の権力者に追い払われて、取って変わられるというのが、習慣なんです。
そうなっていないということは、だいたいの中国人民のみなさんに、だいたいは支持をされている、または、ほかにもっといい適当な政権がない、またはその中間、わかりませんが、人民のみなさんが「いい」と思っているから、まだ放伐されていないんだというふうに見るのが、妥当ですよ。
だったら、外野が、「ダメだー!」などと叫ぶのは、余計なお世話というものでしょう。
もちろん、アメリカのように、次々に外国を侵略して、他国に多大な迷惑をかけているという場合には、放っておくことは、できませんが、中国の場合には、そうではありませんし、国内で何をやっていようが、こちらと「平和的に」付き合ってくれれば、別にいいじゃないですか。
そもそも、国内がそんなにひどい状態であれば、とっくに放伐されていますよ。これまでの中国の歴史を見れば、信頼を失った政権というのは、怒った大衆によって潰され、「もっと徳のある権力者」に、取って代わられるという、それの繰り返しなんだから。
私は、ネット上でいろんな中国国内や国外の中国の人の意見を聞いてきましたが、「今の中国政府はダメだから倒さなければいけない」と言っている人は、1人しかいませんでした。
その人は、たぶん香港の人で、アメリカにカブれているような感じがしましたし、中国の人たちの間では、異色な感じで、浮いていましたね。

自国内をさっさと収束させ、国外の支援に乗り出した中国

これはやはり、「徳」なんでしょうね。
中国の人たちが、追求しているもの、価値があると思っているものは、「徳」であるから、こういうふうになっていると見るのが、妥当でしょう。