
アフガニスタンの米軍が一部撤退を開始
人民日報の英語版に、ひっそりとこんな記事を見つけた。内容からいうと、ニュースバリューは果てしなく大なはずなのだが…あいにくと、例によって、日本のメディアでは、無視されている。
U.S. forces start withdrawal from Afghanistan - People's Daily Online
かいつまんで言うと、アフガニスタンの米軍の数を、半分くらいに減らすことにして、撤退を始めた、というのである。
これは、すごいニュースのはずなんだが。
米軍というのは今では、フィリピンの大統領から、半年以内に出て行けと言われており、さらにイラクでは、大規模な米軍出て行けデモが起こっているという、そんな「嫌われ者」なのである。日本以外では。
そして、これはトランプの当初の計画にあったことだが、やっとのことで、アフガニスタンから完全撤退する…ことはできず、兵の数を半分以下に減らすというのが、せいいっぱいらしい。
アフガニスタンには、現在、16000人もの外国の兵隊が駐屯しており、そのうち13000人が、米兵であり、そして米兵を、135日以内に8600人に減らすというのが、今回の予定であるらしい。
世界の常識は、日本の非常識
なにしろ、もはや、米軍なんてものは、寄生虫以外の何物でもないということは、ほかの国は、みんな思っている。そして、米軍がいるというだけで、攻撃対象になって巻き込まれる可能性も、大なわけだから、イラクの人たちは、それにも怒っているわけである。
外国の軍隊に居座られるということは、軍事占領をされ、征服されているという状態にほかならないということが、なぜだか、日本国民にだけは、理解されていない、というのが、現実なのである。
米軍の一部撤退を喜んでいるアフガニスタンの人↓
US begins troop withdrawal from Afghanistan, official says https://t.co/wChF4HBWoI pic.twitter.com/MHL56Snq91
— Air Force Times (@AirForceTimes) 2020年3月9日
一部撤退が決まって、このポンペオの悔しそうな顔を見てよ↓
ポンペオの悔しそうな顔が物語っているのは、何よりも「海外軍事展開は、『旨味』なのである」という、そのことである。The US Secretary of State Mike Pompeo tweeted, "The US strongly supports a unified&sovereign #Afghanistan and opposes any effort to establish a parallel government or any use of force to resolve political differences. Prioritizing an inclusive government is paramount for #peace." pic.twitter.com/2R4Vf3ROa6
— Ariana News (@ArianaNews_) 2020年3月10日
ああアホらしい。
戦争商売で儲けるしかないような、バチ当たりな国に成り下がりおって。