Taro Yamamoto

太郎の未来と、われわれの運命

世に倦む氏が、山本太郎について、書いておられる。
山本太郎は何を考えているのか - れいわ新選組プロス・アンド・コンス : 世に倦む日日
第七艦隊発言が米帝の逆鱗に触れ、潰された小沢一郎が、自分以外の神輿のハンドリングに回るというのは、当然の成り行きである。

策に溺れないためには、策を持たずに捨て身で行け

私が山本について思うのは、
  • 策に溺れないためには、策を持たないこと。
  • 潰されないためには、特定の団体や誰かの「集中的な」バックアップを、受けないこと。
  • 将来有望なアメリカ人の連帯者を得ること。
  • 一時的にでも、キリスト教徒になること。
の4点かな。
「敵」は、ありとあらゆる弱点を探し、山本おろしに動く。
ゆえに、策を持たないほうがいい。
自分と自分の親と嫁の親は、貧乏なほうがよい。

敵は国内にはいない

そして、重要なことは
敵はワシントンにいるのであって、国内にはいない
ということを、しっかりと、自覚すべきである、ということ。
これを一番よく知っていたのは、田中角栄で、そして小沢一郎、もちろん安倍晋三、そして鳩山由紀夫もだが、鳩山は世間知らずの坊ちゃんだから、平和主義者であっても、山本の縁の下の力持ちとしては、適していない。
河野洋平は、「平和」や「独立」よりも、肝臓を提供してくれた息子のほうが、大事なのに決まっているから、ほかの男のために動くということは、できない。
本当は、野中広務がもう少し若ければ、「平和」という一点でもって、山本のバックアップと裏での調整に、回ってもらえばよかったのだろうが、もう死んでしまった。
理想を言えば、野中広務と、西部邁の2人を、山本の後援者にするということが、一番よかったのだが、2人とも、死んでいる。
西部を入れることで、山本の政治活動が、多角的になり、外から見た場合の意味合いが、深まり、敵を困惑させる。
そして私は、西部は、山本が頭を下げて頼めば、必ず、支持者になってくれたはずだと、思っている。

自分を守るために、タルシ・ガバードとの「平和連帯」を組め

タルシ・ガバードとの公然の連帯関係を、すぐにでも、結ぶべきである(過去記事:ほぼ全世界の運命を握る、「大統領タルシ・ ガバード 」)。
彼女は、「非白人・元軍人・女性」という、本当ならば、軍産複合体が、よだれをたらしそうなほどに、アイデンティティポリティクス的には、都合のいい大統領候補者なのだが、都合の悪いことには、彼女は、真の平和主義者である。
が、彼女は、「非白人・元軍人・女性」で、なおかつ「民主党」であるために、簡単には攻撃できない、ということで、ゆえに、まだ、潰されていないのである。
そして、庶民の人気が高い。
ゆえに、ガバードとの公然の連帯者になるということは、山本にとって、最も強い「防護壁」になる。

不要になったら小沢は切れ

小沢一郎の政治力は、ある時点までは必要だろうが、ガバードが大統領になった場合には、平和と独立のための一世一代の大チャンスであり、小沢はもう不要であるから、すぐに切ったほうがよく、また、山本新党であるれいわが、ある程度まで成長したら、小沢はさっさと切り捨てるべきである。
小沢は、己の名と身を捨てて、「平和」のための影の立役者として、黙って身を引き、死んでいくのが、本人のためでもある。
山本本人さえ、わかってくれていれば、それでいい、と思えないなら、小沢は、すぐにでも、身を引くべき。
小沢以外の人間で、山本の支援に回っている「ちょっと名のある人たち」も、同じである。

西洋人は、油断させて、騙せ

クリスチャンになるということは、蒋介石・文在寅方式ということで、これは、私たちの想像以上に、西洋人に対しては、油断をさせる効果がある。
そこを狙うのである。
日本の独立と、地域の平和のためには、それくらいのことは、やってのけなければならない。
山本には、もともとそういう(キリスト教的)基盤があったようだし、平和のためには、西洋人を油断させ、信用させ、騙さなければならない。
山本は、ほかの「米帝追い出しに(一時的にでも、部分的にでも)成功した国や民族」の軌跡を、よく調べてみて、何が効果があったのかについて、詳しく知っておくべきである。