親日とか反日とか

親日とか、反日とか、こんな言葉は、20年くらい前だったら、見かけなかったのだが、最近では、本当に、普通に見かけるようになり、それも、ネットだけではなく、TVとか、雑誌でも、見かけるようになってしまった。
…何をもって、親日・反日の判定をしているのか、知らないが、たぶん、ほとんどの人の「判定」は、事実に即していないのではないのだろうか。
私は、2013年4月から、英語の勉強を兼ねて、英語フォーラムに通い続けてきたが、その中で、いろんな国の人、または、いろんな民族の人と、接触をすることができた。
その経験から、あくまでも独断で、英語のウェブ上での感覚のみに基づき、「私の親日・反日判定」を、発表してみたいと思う。

親日国第1位:中国

これはもう、文句なしに、中国の人。
特に「中国本土の人」ほど、親切で、寛容で、よくしてくれた。
このブログにも、中国の人との接触の記録は、いっぱいある。
台湾の人との接触でも、特に、本土の人と、変わりはなかった。
一般的に言って、海外の中国系の人たちは、本土の人よりは、日本人全般に対し、厳しい目で見ているとは、思うけれども、やっぱり「仲間」だな、という感じで扱ってくれる。
安心で、頼れて、誠実で、裏切らない、国際経験豊かなアニキという雰囲気なのが、中国の人。

親日国第2位:韓国

韓国の人、またはコリア系の人は、英語のウェブ上では、数が少ないので、接触の機会が少ないことが、残念だが、接触ができたときには(South Korea|Cluttered talk blab blab blab -2ページ目)、「北東アジアの仲間」としての交歓ができていて、安心である。
やはり、海外のコリアンの人のほうが、韓国本土の人よりも、厳しい目で見ているとは思うけれども、海外のコリアンの人との接触でも、問題が起きたことはなく、友好的なやりとりになっている。
正直言って、国内の在日コリアンの人たちと日本語で接触するよりも、韓国本土のコリアンや、海外のコリアンの人と英語で接触するほうが、ラクだということは、これは事実である。
それは、国内の在日コリアンの人たちの責任では、ないのだが、この「難しさ」というものは、将来的には、いつか、解消されなければならないと、思う。

親日国第3位:トルコ

前にも書いたように、まだ、1度しか、接触ができていないのだが、その1度で、わりと好感度が高かったようである。
向こうが好感を持ってくれている理由は、ネトウヨが言っているような理由ではなくて、実際のやりとりを見ればわかるように(More reliable partners than two-faced Europeans | Cluttered talk blab blab blab)、「トルコの人は、欧州人に差別をされて、そっちに不信感を持っているから、それとは無関係な北東アジア全体には、わりと好感がある」のである。
特に日本がどうということではなく、中国・朝鮮・日本をまるっとまとめて、「わりとよさそう」というふうに、思ってくれているみたいなのである。そういう話。

反日国第1位:アメリカ

これはもう、さんざん書いているように、文句なしの1位。
アメリカ人というのは、とにかく、「日本」というだけで、嫌悪感があるみたいなのである。
「真珠湾」「だまし討ち」「卑怯者」この一連の、ステレオタイプな、それね。
私は、何度も「あれは、だまし討ちではなく、ボンクラ外交官のポカだったのである」と、説明してきたが、そんなことをしても、まったく意味はなかった。
誰ひとり、「ああ、そうだったんですか」などと言って、納得したりは、しない。
「日本人=卑怯者」という「世界的イメージ」は、もう、この先1000年は、消えないね。
「安倍が謝りに行った」とか言ったって、ほとんどのアメリカ人は、そういう事実すら、知らないと思うよ。
あれが2015年で、その「前」と「後」で、私への扱いなんか、変わらないもん。
だいたい、そういう話題すら、出ていないし、私と「真珠湾」についてやりあっている相手が、その話(安倍が謝罪?)を出したことは、一度もない。
もちろん、こっちからは、出さないよ、安倍が謝罪したのは、私の意志ではないし、そもそも、「正しくない」と思うから。
やるなら、「外交官のポカでした」「騙したのではありません」と、きちんと説明をするべきだったんだよ。
考えなしのアホが。「長期的な国益」というものを、一度くらいは考えろ。

アメリカ人の中には、アニヲタから日本オタクになったような人も、いるにはいるのだが、それらが愛しているのは「自分の妄想の中の日本人」であって、本物のリアルの日本人なのではない。
だから、私のような本物が来て、「米軍は迷惑」とか、「原爆は戦争犯罪」と言うと、いっぺんに「普通のアメリカ人」に戻って、「日本愛」などは、どこかへ消えてしまうか、または、「オマエは日本人じゃない、成りすましだ」と言って、そっちのほうで否定をするか、どっちか。
もちろん、まともなアメリカ人も、たまにはいるけど、その比率は、かなり低い。

反日国第2位:ロシア

これは、現段階では仕方がないとしても、将来的には、積極的に、改善をしていかなければならないことである。
現段階では、ロシア人は、日本人に対し、あんまりいい感じを持っていないみたい、ということは、一般的には、言えると思う。
ロシアのフォーラム(ロシア系の英語フォーラムというものがある)なんかも、たまーにコメントをしてみるけど、ガン無視をされているし、「いいね」なんかも、まったくつかない。
ロシア人からは、一度も、まともなリプをもらったことがないし、一度、もらったときには、ケンカになってしまった。
まあ、しょうがない。
あっちにしてみれば、日本というのは、もとの交戦国だし、その後は、ずっとアメリカの手先になって、ロシア人の邪魔をし続けていると、思われている。
こっちはこっちで、不戦協定を一方的に破られたことや、戦後の北朝鮮への民間人の勾留と虐待の件で、ものすごく印象が悪い。
1945年8月後半の、北方での戦闘の件なんかも、あるし…。
が、このごろは、プーチンの指導のもとで、平和のために、活動をしてくれているようだし、今後、「アメリカの一強状態が崩壊し、世界情勢が大きく変わる」ということは、間違いないから、ロシアとは、本当は、仲良くすべきだし、うまくいけば、ガスのパイプラインを引いてもらって、安く安全に電力を供給できるようにしてもらいたい、ものである。

反日国第3位:インド

インドの人とは、本当に、うまく行ったことがない。
嫌な思い出ばかり…。
基本的に、「反中日本人」でなければ、日本人とは認めてくれない。
中国が嫌いでなければ、本物の日本人ではなく、中国人の成りすましであるというのが、ネット上での、ほぼすべてのインド人からの扱いだった。
インド人や、インド系の人というのは、英語のウェブ上には、いっぱいいるのだが、誰ひとりとして、私を「日本人」として扱ってくれたことはない。
が、「インド人から日本人として扱われたいから、中国が嫌いなふりをする」とかは、できないので、結局、インド人とは、本当に、ダメなまま。
私は、インド人や、インドに関するものは、嫌いではなかったのに、今では、すっかり苦手になってしまった。
ネットだからダメなので、対面だったら、「認定」はできないはずなのだが、それでも、「中国が嫌いだ」と言わなければ、遊んでくれないなら、遊んでくれなくてもいいよ、別に、もう。
だって、中国の人は、そういう「条件」をつけないもん。
「インド人が嫌いだと言わなければ、遊んでやらない」とか、そんなことは、言われたことがないから。