登場人物について書こうと思います。
一時は咲ちゃんが休演してどうなるかと思いました。
佐平次/早霧せいな
宝塚最後の役はからっと明るくいなせな役でした。
病気なのをあえて隠していて、連れの皆のいない時に薬を飲んだりしていたんだよね。
死に場所探していたけど、品川で皆の明るい生きるパワーに感化されて生きようとしたラストにつながるのかな。
相模屋での「居残り稼業」の歌のシーンは好きですし、三枚請負のお芝居、品川心中から棺おけを暴くシーンが、ちぎさんの良さがお芝居に活かされていて好きです。
でも、幻のラストバージョンも観てみたかったりします。
おそめ/咲妃みゆ
宝塚最後の役はみゆちゃんの良さが活かされた役でした。
でも、もっと崖っぷちだけど誇り高い女郎をもっと出せばいいのにと思いました。まあ、観劇したのが初日あけて1週間も経たない時だったといえばそれまでですが、もっとそれを出して欲しかったです。
ちぎさんとのやり取りもコンビの良さが出ていて、なんだかんだちぎみゆコンビが人気だったのも頷けますし、大ちゃんとの品川心中のシーンは「そういえば、ルパン3世でアントワネットとルイ16世の夫婦だったな」と思い出して、くすっと来ました。同郷の先輩のヒメさんとのやり取りも面白かったです。
これから、どうするかわかりませんが、テレビやドラマで活躍するのでしょうか。
高杉晋作/望海風斗
次期トップが決まっているだいもん。二番手の役にかつて石原裕次郎氏がされた高杉晋作となりましたが、二番手の役としてちぎさんとの絡みは終盤にあったとはいえ、ちょっと無理矢理感はあったなと、グランドホテルタイプの「幕末太陽傳」の舞台化の限界を感じました。
とはいえ、三味線の演奏はよかったですし、「るろうに剣心」と打って変わった幕末の維新志士を演じていたと思います。
杢兵衛大尽/汝鳥伶
「心中・恋の大和路」以来3年ぶりの雪組出演。出番の印象は終盤の海蔵寺墓地のシーンですが、実は冒頭のシーンやお祭りのシーンにも出ていたんですよね。プログラムで確認しました。なんか、ラストのシーンだけで、専科で定評のある汝鳥さんこれだけじゃ勿体無いと思いましたが。
でも、最後のシーンにつなげるようなお芝居をしてくれました。
仏壇屋倉造/悠真 倫
こはるに三枚請負で息子と共にだまされていて、でも佐平次の涙涙のお芝居に乗せられて(というよりだまされて)お金を渡すシーンが、客席の笑いを誘っていました。
汝鳥さん、まりんさんのお芝居、ちぎみゆのサヨナラに添えてくれてとても素晴らしかったです。
しかしながら、出番が少ないように感じました。よく観ればよかったのですが。
ただでさえ人数少ない雪組。専科の力が大きな支えになっているかと思いますが、もう少し組子と専科のバランスがうまく行けばなと思いました。
辛口ごめんなさい。でも、それが少し気になったので。
息子徳三郎/彩風咲奈
初日前に休演し、一時はもしかして代役のひとこちゃんで観ることになるのか、咲ちゃんは映像で観ることになるのか、とやきもきしていましたが、どうにか戻ってきてくれてよかったです。
いい意味での馬鹿息子を公演していました。咲ちゃん、歌もお芝居もよくなっているんだよな。体調崩して心配となりましたが、初のDC主演も控えています。今まで以上に健康に留意していただいて、公演を成功させて欲しいです。
真彩ちゃんのおひさとの幼馴染関係もよかったです。恐らく雪組二番手になるであろう今、真彩ちゃんとの絡みも観れるのかなと期待します。
貸本屋金造/鳳翔大
大ちゃん宝塚最後の役はかつて小沢昭一さんがされていて、なんとも滑稽な役。でも、品川心中からのお化け騒動が活かされていたと思います。
品川心中のシーンは本当に笑いました。本当に対談が惜しいです。
鬼島又兵衛/香綾しずる
がおりさん宝塚最後の役は出身地長州の江戸詰見回役。
お堅そうに見えて、女郎に対して意外とカルいシーンのギャップが見られて、本当に退団が惜しいです。
でも、今このタイミングでよかったのかな。
こはる/星乃あんり
これであんりちゃんが最後とは信じられない位、最高にしたたかで気の強い女郎が見れて本当によかった。
1期下のみゆちゃんとのキャットファイトのシーンは「もっとやれ!」な気持ちだったけど、これ以上やるとえげつなくなるので、あれでよかったかもしれないし、だいもんとの並びも良かったなと思った。
…そういえば、だいもんのパソブに妹のうららちゃん出ていたね。花組で一緒だったし。雪組ではおねえちゃんのあんりちゃんと一緒で。だいもんは一瀬姉妹と縁があるようで。
退団が本当に惜しいけど、最高のあんりちゃんが観れて本当によかった。
おひさ/真彩希帆
真彩ちゃん雪組大劇場デビューは健気な女中の役。星組時代の桜華、燃ゆる風の和物経験が活かされたように思えたけど、和物を経験している雪組の中ではまだまだかなと思ったけど、でも、頑張ってだいきほ時代に和物大劇場作品が見たいなと思っています。
得意の歌もよかったし、お芝居も健気さ誘っていてよかったなと思います。雪組トップ娘役になっても頑張って欲しいです。
それにしても、この脚本のままで、こはるが真彩ちゃんで、おひさがあんりちゃんだったら真彩ちゃんにあの役出来たかなと思うし、おひさのあんりちゃんはいつものあんりちゃんになってしまうし、小柳先生の采配に感謝してしまうよ。
他にもヒメさんのやり手おくまも、ビジュアルは菅井きんさんの若い頃を彷彿させたし、なかなかやり手と感じた。みゆちゃんとの掛け合いも面白かった。
りーしゃの番頭善八の徳三郎に甘いながらも主人夫婦に頭が上がらない中間管理職のような悲哀さもよかった。
まなはるのうだつの上がらないおひさの父親ぶりもよかった。
カリちゃんの志道聞多(後の井上馨)のお芝居もキラッと光っていた。カリちゃん、小柳先生の脚本と相性がいいように感じます。
天月翼君の梵全もなかなかのお坊さんで、俗っぽい面を持ちながら、僧侶としての振る舞いのお芝居もよかったなと思います。
贔屓の子が新人公演でやるので、そこに注目していました。
ひとこちゃんの倉造息子清七も咲ちゃんと違う意味でのいい馬鹿息子ぶりで、単に人が良いのだろうなと思います。似たもの親子ですね。
たわしくんの伊藤春輔(のちの伊藤博文)も舞台で目立っていました。
縣君はガエン者のかりあん君と共に目を引きますし、冒頭の外国人役でも目に引きました。
優美せりなちゃんの背の高さは下級生の中でもひときわ目立ちますし、小芝居も上手くなりました。
琥白れいらちゃん、中日に引き続き時代は違いますが和物続きですが、前よりお化粧も頑張ったと思います。もっとお芝居がいいなと思いました。