続きを書きます。

 

プリー/瀬戸かずや

 

ギィたちと同じ奴隷で、恐らく同年代。先代王の時代の生き残りで、きっと平和な世なら王子の友人として、家臣として生きたのだろうなと思った。

こまっしゃくれたシャラデハに復讐する!と息巻きながらも、小さな復讐からイスファンディヤールと共に王国を襲う復讐に発展し、でも、国を奪い返すだけで、なんだかんだシャラデハとその夫のソナイルの命は奪わず、追放された王国の人の中に入っている辺り、本気で憎んでいるわけではないと思う。

なんか、我侭姫に振り回される兄貴分といった感じでした。

王国を追われた乳飲み子の王子に、「なにも知らずゆっくり眠っていて」と言いながらも乳飲み子を案じる言葉をかける位情深いのだと思います。

なんだかんだシャラデハのことを思っていのだな思います。

あのあとどうなったか、何とか生き延びたのかな…

 

ビルマーヤ/桜咲彩花

 

心優しい第二王女。べーちゃんの持ち味が最大に活きた役だと思う。

ジャーのことは兄妹のように育ったのだろうな。タルハーミネをお姉さまと読んでいたけど、母違いで数ヶ月違いの同い年か年子の姉妹だろうか。

「本当に好きな人と結ばれないなら」と言っていたけど、本当はジャーのこと好きだったんだろうな。ジャーが王族なら、きっと結ばれたかも、とたらればな発想だけど、心優しいゴラーズのことを愛していたのだと思う。だからこそ、姉の生んだ甥を自分の息子のように愛しただろうな。

 

ゴラーズ/天真みちる

 

最初観た時、「どこのカレー屋さん?それともマハラジャ」と思いましたけど、とてもいいスチールで、思わず買ってしまいました。あのスチールを買ってから、チケットが手に入るようになったり、いいこと尽くしで(自分談)

おっとりした育ちの良さがにじみ出て、ビルマーヤが惹かれるのも理解できる優しさが伝わってきました。タソちゃん、色物系が多いので、こういう役のタソちゃんがみたかったです。まあ、「MY HERO」も楽しみです。

 

だからこそ、ビルマーヤやジャーを庇って切られたシーンは、目頭熱くなりました。この復讐劇が悲劇だ、ということを感じさせます。

 

もし、また花組で上田久美子先生の作品が回ってくる機会があったら、タソちゃんに重要な役をやらせて欲しいです。

 

シャラデハ/音くり寿

 

大劇場で初の役がついたくり寿ちゃん。末娘らしく、こまっしゃくれた我侭娘でお転婆ですけど、でも姉のタルハーミネに「お姉さま!命乞いしないで!」というくらい、やはり高貴な者といった感じを出していました。

 

大人びた美声で歌えるのに、外見が幼いと損をしているように思えますが、メイクも東京に向けて相当頑張ったのでしょう。なので、ローティーンから二十歳前までの成長に見えました。

 

研4になる今、「MY HERO」のヒロイン、もう一度新人公演のヒロインをするのでしょう。

 

くり寿ちゃんのこれからにも注目です。

 

さおたさんの家庭教師ナルギスのヒステリックさと狡猾さも見られて久々にイキイキお芝居したさおたさんが見れたし、

 

じゅりあさんの賊の女ラクメも姉御といった感じで、女海賊ビアンカを感じた。お衣装が「Melodia」のエル・ドラード思い出した。弟のザールのマイティーもイキイキ演じていて、賊の中で存在が際立っていた。

 

らいらいの大臣マヌーチェフルも中間管理職のようにうろたえていたし、くみさんの女官メグナの奴隷を侮蔑した視線もよかった。

 

ルナさんのソナイルも王族でありながら、シャラデハに振り回されるところもあれば、そんな彼女を守ろうとする男気も見られてよかった。

 

鞠花さんのジャハンギールの奴隷ルババもビジュアルが死刑囚の母を思い出したけど、王の秘書的なポジションだったろうな。だから、ルババが王を庇って切られた時もジャハンギールもうろたえたし。

 

下級生も回想のジャハンギールの飛龍つかさくん、アムダリヤの華優希ちゃんもこれから伸びて欲しい存在だなと思いました。

 

特筆するのはあかちゃんのテオドロスの従者イリアス。舞台のどこにいても存在感があり、キラッと光っていました。王族の集まりのシーンでも女官に絡んだりという小芝居もイキイキしていたし。あかちゃんのこれからにも注目したいです。