主な登場人物を書きます。

桐野利秋(中村半次郎)/北翔海莉

泣いても笑ってもみっさまのラストステージ。
学校に通わず独学で剣術や教養を学んだ姿は、音楽学校入学前に芸事経験なく、それでも必死に努力してトップスターになったみっさまの姿と重なった。

薩摩吉野の里から江戸に上がり、会津若松の戦いで吹優と出会い、彼女の父を斬って彼女を庇って指を失い、

新しい時代になり、その中で自分の人生を歩みながらも、尊敬する西郷と共に薩摩に戻り、
武士として命を散らす姿は最後まで目が離せなかった。

最後まで軍服姿と着物姿がとても似合っていました。両方着こなす人ってなかなかいないと思います。

いつまでも宝塚の世界でみっさまを観ていたかったけど、これでやりきったという満足感が伝わってきた。

これからどうするかはわからないけど、みっさまはどこの世界に行っても優しい人柄と力があるから大丈夫だなと感じた。

大谷吹優/妃海風

せめて、マルグリットやってから退団してよ(涙)と未だに未練はある私だけど、
でも、最後まで愛する宝塚の舞台で輝く風ちゃんに安堵しました。

会津若松の戦いで薙刀振るう風ちゃん、途中記憶を失うけど、桐野が庇った衝撃で失ったのでしょうか。
その後、高木先生とウィリアムに救われたというけども。

大給邸での袴姿は昔の女学生といった感じで好きです。つくづくみち風で「はいからさんが通る」が観たかったです(涙。未練)


途中着物に白衣、博愛社へ志願するくだりは「JIN」で舞羽美海ちゃんがやっていた咲と被るけども、まあ、風ちゃんだから独自色出していたし。

最後の洋装も「あさが来た」のあささんを思い出して、いい感じでした。

桐野に対して恋心のようで、でも恋心じゃなくて、「尊敬」という言葉で表していましたけど、それが吹優から桐野への精一杯の恋心だったんじゃないかと思います。

たとえ父の仇だったとしても、桐野の傷を知り、それを越えて博愛社へ志願した動機になったのではないでしょうか。

風ちゃんは丁寧にそれを表現していました。桐野と吹優は心ではつながっていたと思います。

本当に、風ちゃんが短い時間だけど星組トップ娘役になれてよかったです。

衣波隼太郎/紅ゆずる

トップ目前の紅さん、これが二番手最後のお芝居となる今回。

オリジナルの登場人物で、桐野とは親友同士だったけれども、朝鮮出兵を巡り、官軍側について敵対してしまう役だったけど、でも、完全に悪いとは言い切れなくて、それが切なくて。

官軍として故郷に戻り、家族や故郷の人から拒絶する姿、最後の後姿に涙が出てきて…

きっと、魂だけは故郷に残して、肉体は死ぬまで故郷の土を踏むことなかっただろうな。

紅さん、和服も軍服も似合っていて、星組トップになる人って、やはり「コスチュームの星組」だからか、どっちも似合う人がいいみたいで。

お芝居も調子にのった時は紅さんの地が出ていたし、シリアスなシーンでもいつもならコミカルなところだすけど、それがなくてむしろ感情移入するようになって、芝居も向上したと思う。

歌も次のパーシーに向けて頑張っているのがわかったし、紅さんのトップ時代はきっといいものになると思う。

西郷隆盛/美城れん

大河ドラマで話題になっている西郷さん。そんな西郷さんを美城さんがやることに。
体型も肉襦袢入っているかと思ったけど、むしろ活かしているんだと思った。

鹿児島から上京し、朝鮮出兵を巡り政府から下野し、西南戦争を起こし果てるまでを丁寧に演じていました。

つくづく退団するのが惜しいです(涙)

本当、2年後の大河ドラマに、みち風とともに、1話だけでもいいので出演して欲しいです(切望)

大久保利通/夏美よう

半年前に雪組剣心で山県有朋演じていたハッチさん。今度は大久保利通をやることに。
薩摩の人間でありながら、政府と西郷側で戸惑い、短い時間ながらも苦悩した姿を演じていました。

仲間の死に涙し、「維新とはなんじゃったとか…」とつぶやいた台詞にグッときました。

個人的に薩摩の西郷の家で、柴犬の子犬をあやすシーンが可愛かったです。
我が家の梅吉もいま、それくらいのサイズなので、梅吉を思い出しました。