いつものように登場人物から。

シャルル・ド・デュラン/龍真咲

前回のロナンとうってかわり、流される役に説得力がありました。

ただ、流される、というだけで、もう少し自分の立場とマノンへの愛の葛藤が出れば良かったと思いました。

まあ、これは脚本の問題ですが。

最後のボートのシーンは心揺さぶられました。

次はラストの信長。今から龍真咲の集大成が楽しみです。

マノン(ファン・トゥイ・リエン)/愛希れいか

最初、タイトルロールから「退団?」と疑いましたが、結局今の所退団発表はせず。

何というか私から見たら、マノンは無邪気な「黒い髪のプリンセス」でした。帽子をかぶるシーンや宝石を貰ってはしゃぐシーンなんて、嫌味ない無邪気さで可愛らしく思いました。

無邪気な可愛さが男を魅了して破滅させそうですね。

その一方で宝石を盗んだホマを咎めず逃したりする優しさはかつての自分を見ていたからですね。

刑務所の中、拷問を受けながら、どんな思いを抱いたか見せてもらいたかったと思います。

「蓮の花は嫌い。汚れた土から咲くから」

王家では蓮はエジプトの国花で国が生まれた象徴で争いという汚れた土から平和な世界という象徴の花でしたが、舞台のベトナム、マノンの本名の由来である蓮の意味は「二つの祖国を持ち、世間の荒波や男を翻弄した欲望という土から、真実の愛」という象徴かなと思いました。

同じ蓮でも意味が違うと面白いですね。

ファン・チ・クオン/珠城りょう

この作品から二番手になったたまきち君。
マノンの兄で、金のためならなんでもする男。

でも、そうせざる得ない悲哀が表れていて、彼なりの正義があり、屈折した思いがあるんだなと感じた。

マノンとの関係性が見えないが、最初利用しているように見えたが、彼なりに大切に思っていたのだろうなと脳内補足する。

マオカラーのたまきち君、素敵でした(*^_^*)
マオカラーの服、好きなので。

なんていうか「らんま1/2」の早乙女乱馬に見えた私は犬夜叉世代です。


クリストフ・モラン/凪七瑠海

シャルルの親友で同僚。
カチャさん、熱い役もいいけど、落ち着いたまともな役もあっていますね。男役として板に付いた感があります。
カチャさんはこういう役の方が合っているのかもしれませんが。
真咲さんとのデュエットのハモりが良かったです。

次は光秀。どういう光秀を見せてくれるのか、カチャさんの役作りが楽しみです。

もう一人のシャルル・ド・デュラン/美弥るりか

台詞なくても存在感ありました。もうダンスだけで存在感バリバリです。

銀橋で白い軍服のボタンを外すしぐさや、蓮の花を持つ手つきにぐっときました。

ダンスも本当に色気ありますね。アルトワ伯を演じて一皮向けた感があります。

最後の「行くところまで」という台詞に含みがありました。シャルルの行く末を暗示しています。あの時代だからけして幸せではないだろうなと思いますが…

次は秀吉。どんなビジュアル秀吉を見せてくれるか楽しみです。