今日は曇り。誰も家に居ないので私はお留守番状態。
勿論家事もやりますけどね。
昨日の遠征で疲れ気味ってこともあるし。
結論から言うと、遠征は成功しました。来年年明け(予定)の宙組も出来そうだな。うん。
さて、本題の1789の感想。
昨日も書いたけど、凄いものを観た
第一幕終わった後、全体の力抜けたように興奮した。
今まで観たベルばらやエリザベートは再演モノと言うこともあり、良くも悪くも比べる対象があるのだけど、今回はフランスで好評を得たミュージカルの日本初演。
農民出身のロナンがパリに出てきて革命に投じる中で、王宮の家庭教師・オランプと出会って恋に堕ち、そのうちフランス革命が起き、そんな時代に翻弄される物語で、いわば「市民の側から描いたフランス革命」「フランス人が描いたフランス革命」の物語なんだよね。
小池先生もプログラムに「宝塚といえば『ベルばら帝国』である。かく申す私自身『ベルばら』的革命史観に洗脳されていると言っても過言ではない。我々が思うフランス革命とこの作品の接点を捜しあぐねた」と書いている。
私も宝塚にハマる前もハマってからも、フランス革命というと池田理代子先生の「ベルサイユのばら」を連想してしまう。
事実、リアルタイムから「世界史苦手でもフランス革命は得意だった」(私もそのクチだが)とか、フランス人が「フランス革命の事を『ベルサイユのばら』で知りました」という話を聞いたりしている。
…よく考えたら日本の漫画家の先生って、日本史は勿論、お隣中国の「封神演義」や「三国志」を漫画にしたり、フランス革命を扱った「ベルばら」やロシアのエカテリーナ女帝とか、イタリアのボルジアのこと描いたりと幅広いよね。それ故に世界中から評価される面もあると言えるのだが。
でも、今回の「1789」はフランス革命を市民側から描いた作品という点で新鮮なものを見せてくれた。
2年前、2013年、みりおさんが花組へ組替えし、真咲さんをトップにした月組が始動した時、「はっきりいって2番手定まっていないし(※現在でも定まってはいないが)娘役もトップ娘役のちゃぴちゃん以外、活躍できるのって、すー副組長、みくちゃん、美月ちゃん以外他にいるかな?」と不安になっていた。
その後、わかばちゃんが星組から月組に来て、たまきち君、美月ちゃんも成長して、ちなつさんが花組へ異動し、コマさんが専科へ移動する、とこの2年月組も目まぐるしく動き、まさちゃぴも4年となり、退団の話もちらつくようになった。
この「1789」の初演は月組だからこそできた。
番手がはっきりしていないからこそできたというのもあるが、何より、月組の組子一人ひとりが歌もダンスも芝居もレベル高いから成り立ったものだ。
2年前月組を観だした時「月組の一人ひとりは歌もダンスも芝居もレベル高い。磨けばいいものになる」と思っていたが、そんな私の確信は間違いではなかった。
海外ミュージカルだから、いずれ近い将来どこかの組で再演するだろう。
でも、この初演を超えることはできるだろうか。
「1789」龍真咲にとっても、愛希れいかにとっても代表作になったと言ってもいいと思う。
東京ではますます進化した公演になるだろう。
チケット何としても取りたいな。もう1回、いや観れる限り観たいと思った。