週末、キッザニアに行ってきた。
すごく混むらしいので、小一の長男の学芸会の代休の日なら、平日だから空いているかな、と思って学校のお友達を誘おうと思っていた。しかし、その日は平日というのに、もう予約がいっぱい。焦って、「では、行ける日は」と探すと、案外近い日程の方がキャンセルが出るのか、空きがあったので、ろくに調べずに、あわてて家族5人で予約した。
午前9時から3時の会。
キッザニアのホームページやいくつかのサイトをざっと見ると、「たった6時間しかないから、よほど効率よく回らないとたくさん経験できない」という。また、「パビリオンには大人は入れない」とあって「えー!!じゃ、ママにべったりの長女は何もできないじゃん!」と今さらながらショックを受けつつ、長男以外の分(超恥ずかしがり屋の長女、重い障害の次女)の入場料はどぶに捨てたと覚悟して、出かけたのであった。
「時間に制限があるので…」とあるのに、家を出るのが10時になってしまい、到着したのは10時45分。どんな仕事があるか、どんな仕組みになっているのか、一通りの施設を見て回る。人気の消防署員とかは、その時点で、すでに2時くらいまで待たねばならないような状況。とりあえず、そこそこ空いていてやってみたいもの、というところで、長男はJリーガーに挑戦。長女に、そばのタカラトミーのおもちゃ屋さんのディスプレイのお仕事を勧めてみると、意外や意外、「やってみる」というので、もうちょっと大きいお兄さんたちと一緒に(リカちゃんのディスプレイはちょうど終わって、プラレールのお仕事になったのだった)、しょっちゅうこちらの顔を確認しながら、レールをつないで行っていた。
「これって、レールで遊んでるだけに見える」と思ったけど、好きなようにつなげないあたりが「お仕事」か。決まった通りにつなげて、見栄えを良くするのが仕事だもんな。でも、本人たちはそういう意識が果たしてあるのか。
もともと、キッザニアがメディアに出るたびに「楽しそう!」と思う反面、「ちょこっと体験したくらいで、お仕事をわかった気にならないでほしい。そんなんで本当にキャリア教育になるのか~」なんていう懐疑心が強く、まったくコンセプトに賛同するわけではなく、ただ、「一度行ってみないとわかんない」くらいの気持ちで行ったクチである。
その後、子どもたちはオートバックスの車の修理屋さんになる。つなぎを着て、カッコイイ。修理工場の周りを走る道路では、電気自動車を運転する人、ガソリンスタンドでガソリン入れてるひと(あれ?電気自動車だったら、ガソリンいらないよなあ?)がいる。運転するには、免許を取って、レンタカーを借りる。そういう楽しいこと、学ぶことにはお金を払わなければならない。車の修理より、ガソリンスタンドの方が人気のようだ。
「ガソリンスタンドなんて、今じゃ、セルフのスタンドがあるから、別に本物を体験できるじゃんね。A(長男)なんて最近ほぼ毎回やってくれてるよ」と夫に言うと「こうやってユニフォームを着てやることが大事なんだよ、きっと」という。ふむ。「でもユニフォームを着るから楽しい、というのだったら、やっぱりキャリアの勉強というよりも、やっぱり、お遊びの延長だよね、ただの。どうせだったら、仕事によって、時給もっと変えたら、世の中のシビアさがわかるかも」「でも、時給が違うのって、仕事そのものというだけでなく、スタンドの店長か、アルバイトの店員かでも違うわけだから、そう簡単にはいかないんじゃない?大体、スポンサーが会社や業界のイメージのために、反対するかも…」懐疑的な私だが、楽しいこと、何かを学んだり、免許を取ることにはお金を使わなければならない、というあたりは、いい勉強になると思う。
親はひたすら待つ(かじる程度の体験ではあるのだが、結構一つ一つにしっかり時間をかける。大体35分とかかかるようだ)ので、こういう他愛のない会話を死ぬほどたくさんできて、まあ、楽しかったのではあるが、根気も必要だ。もう少し大きい子たちだったら、放っておいて、親専用のサロンに行ってのんびり本を読んだりネットサーフィンでもするのだろうが、小さい子たちの親はそばで待つ人がほとんどだ。
待っている方もしびれを切らすのに、パビリオンで子どもたちを指導する人たちはどういう人たちなのだろう?出展企業からの派遣?アルバイト?キッザニアの職員?それなりの知識も必要なうえ、小さい子どもたち相手に、半日に同じことを8回とか教えるのだから、ものすごい根気と忍耐強さである。本当に尊敬してしまう。
結局、お腹がすいたのに耐えきれず(親が)、お昼をのんびり食べていたら、時間切れになってしまい、子どもの職業体験は2種類程度に終わってしまった。次回は、要領よくできると思う。子どもたちは楽しんだし、もっといろいろやりたい、ということなので、また行くことになると思う(そう丸め込んで、つまらないおもちゃを買わせず、お金を銀行に預けさせた)。子どもが楽しそうなのが、一番だから。(ディズニーランドで泣きわめかれるよりずっと良い。)