祖母の自転車を譲り受けました。
少なくとも20年以上前のママチャリ。
年代物とは言わないかな?
私は幼少期をほとんど祖母に育ててもらいました。
保育園や習い事、祖母は自転車の後ろに私を乗せて、毎日毎日送り迎えをしてくれました。
当時は当たり前だなんて思っていたけれど
今思えば大変なこと、ありがたいことでした。
毎日朝2時~6時までパートに行って、7時頃から私を預かり、保育園に通う前までは夜8時、9時まで面倒をみて、の繰り返し。
母が残業で夜遅くなると祖母宅にお泊まりもしょっちゅうでした。
私が寝た後も遅くまで家事をして、早朝仕事して、帰ったらすぐ家事育児。
私は孫に同じことをしてやれる自信、ありません。
すげぇばあちゃんでした。
今は胃ガン完治の後遺症から認知症になり、長時間一緒にいるとこちらの精神がおかしくなってしまうくらい(身内にマイナス思考の認知症家族がいる人はわかると思います)になってしまいました。
普段はデイサービスやショートステイを利用し、たまに数時間会いに行きます。
調子や機嫌がいいときはいいけれど、反対の時は....
ばあちゃんはもう乗れなくなったけど、ママチャリはまだ動くので、私が乗っていきます。
長い間乗っていなかったので、パンクしてブレーキも効かなくなっていました。
夫さんが直してくれました。
自転車を直したり、車を直したり、そういったことができるのはその人の財産だと思います。
子どもには父親のそういった逞しい面は尊敬し受け継いでいってもらいたいです。