「大きな白い羽」。
静岡県道316号“掛塚舞阪線”沿い。
駐車場あり。トイレあり。自販機あり。
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昔ある日のこと
法蔵寺の境内にある大きな松に大きな白い鳥がとまった
鳥の大きな鳴き声を聞きつけ村人が集まって来た
見たことのない大きな鳥に大騒ぎ
捕まえてみたいが
高い松の上でどうする事も出来ない
すると一人が
「猟師の五作さんに鉄砲で撃ってもらおう」
と言い出す
そこで腕自慢の五作に頼むことにする
頼まれた五作は
腕を試せると大喜びでやって来た
しかし撃った弾は鳥には当たらず
大きな羽根を広げて飛び去ってしまった
その時
村人の頭の上に一枚の大きな白い羽根が落ちて来た
そこからこの辺りは
白羽と呼ばれるようになった
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“白羽”という地名は
海に近い場所に多い名称です。
白く高い波が立つ様を表す地名とされています。
神社で祀る神様が由来の場合もあります。
ここは昔から海のそば
または海の中だった場所。
法蔵寺は1170年代前半の開創。
1338年に宗良親王が漂着したときは
もう「白羽」。
昔話の設定はその間の頃ということで。
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